ゆう‐とう【優等】
[名・形動]他より特にすぐれていること。また、そのさま。「—な(の)成績で卒業する」「—賞」⇔劣等。
ゆうどうていえんぼく【遊動亭円木】
辻原登の短編小説集。盲目の元落語家円木と、周囲の人々の日常を描く人情話。平成11年(1999)刊行。翌年、第36回谷崎潤一郎賞受賞。
ゆうべのくも【夕べの雲】
庄野潤三による小説。昭和40年(1965)刊。丘の上の家で暮らす5人家族の日常を情緒豊かに描く。第17回読売文学賞受賞。
ゆうめいぐうりんか【幽明偶輪歌】
天沢退二郎の詩集。平成13年(2001)刊。「現代詩手帖」ほかに掲載された作品を再構成したもの。第53回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
ゆうれいき【幽霊記】
長尾宇迦(ながおうか)による短編小説。副題「小説・佐々木喜善」。柳田国男の「遠野物語」を主題とする。昭和62年(1987)、「別冊文芸春秋」180号に掲載、直木賞候補作となる。
ゆうわくしゃ【誘惑者】
高橋たか子の長編小説。昭和51年(1976)刊。昭和8年(1933)に三原山で起こった女子学生の自殺幇助(ほうじょ)事件に着想を得た作品。同年、第4回泉鏡花文学賞受賞。
ゆえ‐に【故に】
[接]前に述べた事を理由として、あとに結果が導かれることを表す。数学の証明問題などでは「∴」の記号が用いられる。よって。したがって。「貴君の功績は大きい。—これを賞する」
ゆきおんな【雪女】
小泉八雲の短編小説。武蔵(むさし)国に伝わる雪女の言い伝えをもとにしている。「怪談」に収録。
和田芳恵の短編小説。昭和52年(1977)「文学界」誌2月号に掲載。著者は同年10月に病死したが...
ゆきぬまとそのしゅうへん【雪沼とその周辺】
堀江敏幸の短編小説集。山あいの小さな町、雪沼に住む人々を描いた作品。平成15年(2003)刊行。翌年、第40回谷崎潤一郎賞受賞。
ゆきの【雪野】
尾辻克彦(赤瀬川原平)の小説。昭和58年(1983)刊行。第5回野間文芸新人賞受賞。