うこう‐しゅんすう【禹行舜趨】
《「荀子」非十二子から》うわべだけ夏(か)の禹王や舜帝などの聖人の動作をまねるだけで実質をもたないこと。
うざい‐がき【有財餓鬼】
1 飢えに苦しむ餓鬼の中で、物を食することのできる餓鬼。膿(うみ)・血などを食う小財餓鬼と、人の食い残しや、祭祀(さいし)などで捨てられた物を食う多財餓鬼とをいう。⇔無財餓鬼。 2 財産を多く持...
う‐しょう【有性】
仏語。 1 あること。存在すること。 2 悟りを開く素質のあるもの。仏性を持っているもの。⇔無性。
うじ‐ちゃ【宇治茶】
京都府宇治地方で栽培される茶。上質とされる。鎌倉時代の初め、明恵(みょうえ)上人が栂尾(とがのお)の本茶(ほんちゃ)を宇治に移植したのに始まる。
うす‐まい【薄舞】
江戸時代、丹波の山本地方などで生産された刻みタバコ。薄味で芳香が強く、薩摩国府(こくぶ)タバコに次ぐ上質のものとされた。
うずら‐ふ【鶉斑】
1 茶色に黒白の斑紋のある文様。 2 陶器で、鉄質の黒釉(くろぐすり)が局部的に酸化し、赤褐色で表れた小斑。→鶉手
うせん‐せい【右旋性】
旋光性のうち、ある種の物質中を通過する偏光の振動面を右に回転させる性質。乳酸・ぶどう糖などにみられる。⇔左旋性。
うたがい‐ぶか・い【疑い深い】
[形][文]うたがひぶか・し[ク]疑う気持ちが強い。簡単に信用しない。うたぐりぶかい。「—・い質(たち)」
うち‐きん【内金】
売買代金や請負報酬などの一部として前払いされる金銭。契約時の内金は、手付けの性質をもつ場合も少なくない。
うち‐ぎぬ【打衣】
1 《砧(きぬた)で打って光沢を出した衣の意》袿(うちき)の一種。表着(うわぎ)の下、重ねの袿の上に着用。貴族の女性が正装のとき着用したが、のちには男子も用いた。地質は平絹または綾、色は紅が多い...