あたじけ‐な・い
[形][文]あたじけな・し[ク]欲が深い。けちだ。しみったれだ。「暮しは贅沢といえない迄も、—・く切り詰めた無弾力性のものではなかった」〈漱石・こゝろ〉 [派生]あたじけなさ[名]
起(お)きて半畳(はんじょう)寝(ね)て一畳(いちじょう)
人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる。贅沢(ぜいたく)は慎むべきであるという教え。
じょう‐きら【常綺羅】
いつもよい着物を着ていること。また、その着物。「毎(いつ)も—を張って贅沢に暮していた」〈魯庵・社会百面相〉
すそ‐わけ【裾分け】
(多く「おすそわけ」の形で)もらいものや利益を、さらに他の者に分け与えること。「金儲けの—をした上に華美(はで)な贅沢の所為(まね)が出来るなら」〈魯庵・社会百面相〉
ぜい【贅】
[音]ゼイ(慣) 1 不必要なもの。むだ。「贅言・贅沢・贅肉」 2 入りむこ。「贅婿」 [名のり]さだ・つく
ぜいたく‐ざんまい【贅沢三昧】
贅沢のしほうだいをすること。「—に暮らす」
ぜい‐ぶつ【贅物】
1 役に立たない余計なもの。むだなもの。 2 贅沢品。
たく【沢〔澤〕】
[常用漢字] [音]タク(漢) [訓]さわ 〈タク〉 1 湿地。さわ。「沢畔/山沢・沼沢・藪沢(そうたく)」 2 物が豊かにあること。うるおい。「沢山/潤沢・贅沢(ぜいたく)」 3 人に施す恵...
へん‐しゅ【騙取】
[名](スル)人をだまして金品などを取ること。かたり取ること。詐取。「贅沢品(ぜいたくひん)など窃盗強奪—するに」〈露伴・新浦島〉
べく‐も‐な・い
[連語]《「べくもあらず」の「あらず」を形容詞「ない(なし)」に置き換えたもの》 1 …できそうもない。…する余地もない。「これ以上の贅沢(ぜいたく)は望む—・い」 2 …はずがない。…しそうに...