ぎしょう‐げんしょく【議請減贖】
律令制で、特別の身分の者が罪を犯した場合、その犯罪の実情をたずねて、奏請して勅裁を仰ぎ、減刑または贖罪(しょくざい)させたこと。
ぎ‐にん【義認】
《justification》キリスト教で、罪ある人間がキリストの贖罪(しょくざい)によって正しい人として神に認められること。罪のゆるし。カトリックでは、義化という。
げんり‐しゅぎ【原理主義】
1 キリスト教で、聖書の無謬性を信じ、キリストの処女降誕・贖罪・復活・奇跡などを歴史的事実として認識する信仰上の立場。進化論や聖書の批判的解釈を容認する近代主義に対抗する運動として、1900年代...
こんぽんしゅぎ‐しゃ【根本主義者】
聖書の無謬性を信じ、キリストの処女降誕・贖罪・復活・奇跡などを信仰の根本教義として主張するプロテスタント教徒。ファンダメンタリスト。原理主義者。→原理主義1
しょく【贖】
[音]ショク(漢) [訓]あがなう 刑罰を免れるため金品を差し出す。あがなう。「贖罪」
ぞく‐ざい【贖罪】
⇒しょくざい(贖罪)
しょくざい‐の‐ひ【贖罪の日】
ユダヤ教で、ユダヤ暦の正月10日、大祭司がみずからと全国民のために贖罪の儀式を行った日。現在は、悔い改めと神のゆるしを求める祈りの日。ヨーム‐キップール。
しょく‐どう【贖銅】
古代の律における贖罪制度の一。実刑の代わりに銅を納めさせること。また、その銅。
じゅうじ‐か【十字架】
1 木を十字形に組み、罪人を磔(はりつけ)にするときに用いた処刑道具。 2 《イエスが磔にされたところから》キリスト教を象徴する十字形のしるし。贖罪(しょくざい)の犠牲、罪や死に対する勝利、また...
スケープゴート【scapegoat】
1 古代ユダヤで、年に一度人々の罪を負って荒野に放たれたヤギ。贖罪(しょくざい)のヤギ。 2 責任を転嫁するための身代わり。不満や憎悪を他にそらすための身代わり。