しゃ【赭】
[音]シャ(呉)(漢) [訓]あかつち そお 1 あかつち。「赭土/代赭(たいしゃ)」 2 赤い。「赭顔」 [難読]真赭(まそお)
そお【赭】
赤色の土。また、その色。上代、顔料などに用いた。赭土(そおに)。「仏造る真—足らずは水溜まる池田の朝臣(あそ)が鼻の上を掘れ」〈万・三八四一〉
そほ【赭】
⇒そお(赭)
たい‐しゃ【代赭】
1 赤鉄鉱を原料とする黄褐色または赤褐色の顔料。中国山西省代県から産するものが有名なので、この名がある。 2 「代赭色」の略。
ま‐すお【真赭】
《「まそお」の音変化》「まそお(真赭)2」に同じ。「—のすすき、まそほのすすきなどいふ事あり」〈徒然・一八八〉
ま‐そお【真赭】
1 赤い色の土。また、硫化水銀の古名とも。そお。「ま金吹く丹生(にふ)の—の色に出て言はなくのみそ我(あ)が恋ふらくは」〈万・三五六〇〉 2 赤い色。ますお。「花すすき月の光にまがはまし深き—の...
ま‐そほ【真赭】
⇒まそお