エキノコックス‐しょう【エキノコックス症】
《echinococcosis》寄生虫病の一種。エキノコックス属条虫の幼虫が体内の種々の臓器に寄生して起こる難病。犬・野ネズミなどが感染源。
えき‐もれ【液漏れ】
液体がもれること。特に、乾電池の内容物がもれること。 [補説]使い切った乾電池を機器内に放置すると、過放電を起こして水素が発生する。破裂防止のため安全弁が開いて水素を放出するが、その際に電解液も...
えぞ‐つゆ【蝦夷梅雨】
梅雨のころ、北海道の太平洋側で雨が多く降る現象。オホーツク海高気圧から冷たく湿った風が吹くことによって起こる。→梅雨 [補説]梅雨前線はふつう北海道に到達する前に衰えるため、本州のような梅雨はみ...
エックスせん‐じゆうでんしレーザー【X線自由電子レーザー】
自由電子レーザーの一。電子をほぼ光速に加速し、アンジュレーターという磁石が多数並ぶ装置で電子を蛇行させて放射光を発生・増幅し、X線領域の電磁波を発振するレーザー。ごく短時間に起こる化学反応の観察...
エックスせん‐バースター【X線バースター】
X線の強度が数秒から数百秒の間に10倍以上増加するX線天体。近接連星系をなす磁場の弱い中性子星に伴星からガスが流れ込み、中性子星表面で爆発的な核融合反応が起こることによってX線が発せられると考え...
えっ‐すい【越水】
[名](スル)河川の水が堤防を越えてあふれ出すこと。「—破堤」 [補説]堤防のある箇所で起こるのを「越水」、堤防のない箇所で起こるのを「溢水(いっすい)」として区別することもある。
エヌがた‐はんどうたい【n型半導体】
不純物を入れて、負電荷をもつ電子によって電気伝導が起こるようにした半導体。ふつうシリコン・ゲルマニウムに微量の燐(りん)・砒素(ひそ)・アンチモンなどを加えて作る。→p型半導体
エヌ‐まったん【N末端】
たんぱく質やポリペプチドで、アミノ基-NH2がカルボキシル基-COOHと結合せずに残っている側の末端。N終末端。アミノ末端。アミン末端。→C末端 [補説]たんぱく質やポリペプチドは、多数のアミノ...
エム‐とう【M痘】
《mpox》M痘ウイルスの感染によって起こる感染症。リス・ネズミ・サルなどから人に感染する。発熱や全身の水疱(すいほう)など、天然痘(痘瘡(とうそう))に似た症状が現れるが、死亡率は低い。感染症...
エル‐エス‐ディー【LSD】
《lysergic acid diethylamide》リゼルグ酸ジエチルアミド。麦角アルカロイドの研究中に発見された強力な幻覚剤。極微量で幻覚や恍惚(こうこつ)状態が起こる。麻薬に指定。