やぎ‐ぶし【八木節】
日光例幣使街道の八木宿(栃木県足利(あしかが)市)を中心に栃木・群馬・埼玉3県境一帯で行われる民謡。七・七調の口説(くど)き形式の盆踊り歌で、酒だる・笛・鉦(かね)などの伴奏で歌う。明治後期、堀...
や‐ぐら【櫓/矢倉】
1 武器を入れておく倉庫。矢の倉。兵庫。 2 城門や城壁の上につくった一段高い建物。敵状の偵察や射撃のための高楼。 3 ㋐木材や鉄骨などを用いて組み立てた高い構築物。「火の見—」 ㋑祭礼・盆踊り...
やすぎ‐ぶし【安来節】
島根県安来地方の民謡。酒席で歌われてきた騒ぎ歌で、江戸後期に出雲節が変化してできたものという。「どじょうすくい」の踊りを伴うことが多い。やすきぶし。
やすらい‐まつり【安楽祭/夜須礼祭】
京都市北区紫野の今宮神社で、4月の第2日曜日(もと陰暦3月10日)に行われる花鎮めの祭。鉾持(ほこも)ち・小鬼・大鬼・花傘持ち・太刀持ちなどの一行が、「やすらい花や」の歌に合わせて踊りながら社参...
や‐たい【屋台/屋体】
1 道路・広場などで立ち売りの商売をするための台を設けた、屋根付きの小さな店。台車をつけたり、自動車を改造したりして移動できるものもいう。屋台店。床店(とこみせ)。 2 祭礼のときなどに、飾り物...
やっこ‐さん【奴さん】
[名]折り紙で、奴
2の形に折るもの。
俗曲。江戸末期に願人坊主が踊り歌として広め、のちに寄席や花柳界で流行した。踊りを伴うことが多い。
[代]三人称の人代名詞。同等以下の人を軽んじたり、...
やまなか‐ぶし【山中節】
石川県の山中温泉地方でうたわれる民謡。盆踊り甚句から出て、浴客相手の座敷歌に変わった。
ややこ‐おどり【ややこ踊(り)】
1 中世末期から近世初頭に行われた少女による小歌踊り。女歌舞伎に取り入れられて主要な演目となった。 2 少女による一種の盆踊り。小町踊り。
やりさび【槍錆】
端唄(はうた)・うた沢。文政年間(1818〜1830)の流行歌「与作踊り」の音頭をもとに、幕末に歌沢笹丸が歌詞を改め、節付けしたものという。「槍はさびても名はさびぬ」で始まる。
ヤンコー【秧歌】
《(中国語)》中国漢民族の民族舞踊。集団舞踊の部分と、二、三人で演じる簡単な物語の部分からなる。田植え踊りが起源といわれ、現在、中国北方の各省で祝祭日などに広く行われる。秧歌(おうか)。