ふみ‐なら・す【踏み均す/踏み平す】
[動サ五(四)] 1 踏みつけて平らにする。「荒れたグラウンドを—・す」 2 道が平らになるほど行き来する。「大宮人の—・し通ひし道は」〈万・一〇四七〉
ふみ‐なら・す【踏(み)鳴らす】
[動サ五(四)]激しく踏んで音をたてる。「舞台を—・して踊る」→床を踏み鳴らす
ふみ‐にじ・る【踏み躙る】
[動ラ五(四)] 1 踏んでめちゃめちゃにつぶす。踏み荒らす。「花壇を—・る」 2 人の立場や考えを無視したり、体面・名誉などを傷つけたりする。「人の好意を—・る」
ふみ‐ぬき【踏(み)抜き/踏み貫き】
とげ・釘などを踏みつけて、足の裏に突き刺すこと。
ふみ‐ぬ・く【踏(み)抜く/踏み貫く】
[動カ五(四)] 1 踏みつけて、穴をあける。「腐っている廊下を—・く」 2 釘やとげなどを踏んで足に突き刺す。「釘を—・く」
ふみ‐ぬ・ぐ【踏(み)脱ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「ふみぬく」》踏みつけて、くつや衣服などを脱ぐ。また、布団などを足でけってはぐ。「—・いでいた布団を、又領元(えりもと)まで引き寄せて」〈鴎外・青年〉
ふみ‐はずし【踏(み)外し】
1 足を踏みはずすこと。 2 正道からはずれたことをすること。また、失敗すること。「同じ様な—でもする事とせぬ事有り」〈風来六部集・飛だ噂の評〉 3 鳥を捕らえるためのわなの一。「山田の垣根に—...
ふみ‐はず・す【踏(み)外す】
[動サ五(四)] 1 見当ちがいの所を踏んでしまう。踏みそこなう。「階段を—・す」 2 正道からはずれた行いをする。「人の道を—・す」 3 順当な進路からはずれる。「出世コースを—・す」
ふみ‐はだか・る【踏み開かる】
[動ラ五(四)]足を広げてしっかりと立つ。「通すまいと—・る」
ふみ‐はだ・ける【踏み開ける】
[動カ下一]足を広げて踏みかまえる。「両脚を—・け、腕を十字に拱(く)み」〈二葉亭・其面影〉