け‐た・てる【蹴立てる】
[動タ下一][文]けた・つ[タ下二] 1 けったり、勢いよく進んだりしてあとに土ぼこりや波を立たせる。「土煙を—・てて走り回る」 2 盛んにける。けって追い立てる。「敵に—・てられて敗走した」 ...
け‐だし【蹴出し】
和装で、女性が腰巻の上に重ねてつける布。裾よけ。
け‐だ・す【蹴出す】
[動サ五(四)] 1 けって出す。「友禅の大きな模様の長襦袢をパッパと—・して」〈魯庵・社会百面相〉 2 費用を節約して、予算から余りを出す。「三百代言に払うだけの金を、貴様で—・しゃアがったん...
け‐ちが・える【蹴違える】
[動ア下一][文]けちが・ふ[ハ下二] 1 けりまちがえる。「—・えてパスが渡らない」 2 けって筋を違える。「頤(おとがひ)—・へられ、どうと転(まろ)んでころころ」〈浄・油地獄〉
け‐ちらか・す【蹴散らかす】
[動サ五(四)]「蹴散らす」に同じ。「放水でデモ隊を—・す」
け‐ちら・す【蹴散らす】
[動サ五(四)] 1 けって乱し散らす。けちらかす。「子供が落ち葉の山を—・す」 2 追い払ってちりぢりにする。追い散らす。けちらかす。「立ちふさがる敵を—・す」
けっ‐とば・す【蹴っ飛ばす】
[動サ五]「けとばす」の俗な言い方。「思い切り—・してやった」
け‐つ・ける【蹴付ける】
[動カ下一][文]けつ・く[カ下二]強くける。けりつける。「—・けてお出額(でこ)を打毀(ぶっか)いた義(わけ)じゃないさ」〈紅葉・多情多恨〉
け‐つまず・く【蹴躓く】
[動カ五(四)] 1 足先を物にぶつけてよろける。「敷居に—・く」 2 中途で失敗する。やりそこなう。しくじる。「資金繰りが肝心なところで—・いた」
け‐づめ【蹴爪/距】
1 鶏・キジなどの雄の足の後ろ側にある角質の突起。攻撃や防御に用いる。距爪(きょそう)。 2 牛・鹿などの足の後方にある、地に着かない小さな足指。