じょう‐しょうぐん【上将軍】
上級の大将軍。全軍の総大将。「これに—の宣旨をぞ下されける」〈太平記・三七〉
じょうしょう‐ぐん【常勝軍】
戦うごとに勝つ軍隊。 中国で、太平天国の乱を鎮圧するため、1860年に米国人ウォードが編成した、外国人と中国人との混成義勇軍。英国人ゴードンの指揮で、乱の鎮圧に大きく貢献した。1864年、解散。
じょうび‐ぐん【常備軍】
国家が平時から常設している軍隊。スタンディングアーミー。
すい‐ぐん【水軍】
1 水上で戦う武士団。特に中世、瀬戸内海や西九州沿岸で活躍した村上水軍や松浦党が有名。 2 海軍。「この小童、忽ち大志を生じ、—の人とならんと思い」〈中村訳・西国立志編〉
せいい‐たいしょうぐん【征夷大将軍】
1 古代、蝦夷(えぞ)鎮撫(ちんぶ)のための遠征軍の指揮官。延暦13年(794)大伴弟麻呂が任ぜられたのに始まる。征夷将軍。 2 鎌倉時代以降、幕府の主宰者の職名。鎌倉幕府を開いた源頼朝以後、室...
せいき‐ぐん【正規軍】
国家によって制度化され編制された正式の軍隊。レギュラーアーミー。
せい‐ぐん【西軍】
(内戦で)国土を東西に二分して争う勢力のうち、西方の軍。特に、関ヶ原の戦いで、毛利輝元を総大将とし、石田三成を中心とした軍勢のこと。
せいせい‐しょうぐん【征西将軍】
西国を鎮定するために派遣された将軍。天慶4年(941)藤原純友(ふじわらのすみとも)征討のために藤原忠文が任ぜられたのを初めとする。征西大将軍。→征東将軍
せいとう‐しょうぐん【征東将軍】
東国を鎮定するために派遣された将軍。天慶3年(940)平将門(たいらのまさかど)征討のために藤原忠文を任じたのを始めとする。征東大将軍。→征西将軍
せきえい‐ぐん【赤衛軍】
1917年、ソビエト革命政権樹立のため、ボリシェビキの指導下に武装した労働者・農民によって編制された軍隊。赤軍の前身。→白衛軍