ち‐よ【地輿】
大地。坤輿(こんよ)。
ちりとり‐ごし【塵取り輿】
腰輿(たごし)の簡略なもの。高欄だけで屋形のないもの。塵取り。
て‐ごし【手輿】
「たごし」に同じ。
なぎのはな‐の‐みこし【葱の花の御輿/葱の花の輦】
「葱花輦(そうかれん)」に同じ。「行幸などに、—にたてまつる、いとめでたし」〈枕・二八七〉
ぬり‐ごし【塗り輿】
箱の表面を漆塗りにした輿。公方(くぼう)・門跡・長老などが略儀用の乗り物として用いた。塗り板輿。
はり‐ごし【張り輿】
屋形と左右の両側を畳表で張り、押縁(おしぶち)を打った略式の輿(こし)。
ひ‐の‐こし【火の輿】
灯火を内にともした輿。葬儀の行列に用いたもの。「香の輿、—など、皆あるわざのなりけり」〈栄花・月の宴〉
べん‐よ【箯輿】
竹を編んでつくった輿(こし)。四つ手かご、山かごの類。竹輿(たけごし)。
ほう‐よ【宝輿】
神仏・天子などの乗り物。
ほう‐よ【方輿】
《地は方形で、万物を載せると考えたところから》大地。地球。坤輿(こんよ)。