あし‐べ【葦辺/蘆辺】
葦の茂っている水辺。
あと‐べ【後方/脚辺】
《古くは「あとへ」》 1 (後方)後ろの方。「鉄柵よりは数尺ばかりも、—に立ち」〈竜渓・経国美談〉 2 寝るときの足の方。「頭辺(まくら)に匍匐(はらば)ひ、—に匍匐ひ」〈神代紀・上〉
いけべ【池辺】
姓氏の一。 [補説]「池辺」姓の人物池辺三山(いけべさんざん)池辺義象(いけべよしかた)
いそ‐べ【磯辺】
1 磯のほとり。いそばた。 2 海苔(のり)を用いる料理・菓子をいう語。磯辺和(あ)え・磯辺餅(もち)・磯辺揚げ・磯辺巻きなど。
いっ‐ぺん【一辺】
1 片側。一方。 2 一つの辺。多角形の辺の一つ。
うち‐わたり【内辺】
1 内裏(だいり)。禁裏。宮中。「—などにて、はかなく見給ひけむ人を」〈源・紅葉賀〉 2 帝。天皇。「かくつれなきものから、—にも聞こし召して」〈源・総角〉
う‐へん【右辺】
数式で、等号・不等号の右側にある辺。⇔左辺。
うみ‐べ【海辺】
海のほとり。海岸。
うみ‐べた【海辺】
《「うみへた」とも》うみべ。うみばた。「おほかたはわが名もみなと漕(こ)ぎ出でなむ世を—にみるめ少なし」〈古今・恋三〉
うわ‐べ【上辺】
1 物の表面。おもて。外面。 2 内実とは違った見せかけのようすや事情。見かけ。外観。「—をつくろう」