はし‐ぢか【端近】
[名・形動] 1 家の中で出入り口に近いこと。また、そのさまや、そのような場所。あがりばな。「—な席」「—に座る」 2 あさはかなこと。軽々しいこと。上品でないこと。また、そのさま。「さりとて—...
ばん‐きん【輓近】
ちかごろ。最近。近来。「—廃藩の一挙ありしかども」〈福沢・文明論之概略〉
ひ‐きん【卑近】
[名・形動]身近でありふれていること。高尚でなくわかりやすいこと。また、そのさま。「—な例をあげる」
ひと‐ぢか【人近】
[形動ナリ]近くに人のいるさま。「かかる(葬送ノ)ありさまは—にていみじきだになほいと悲しきに」〈栄花・峰の月〉
ふ‐きん【付近/附近】
近くの場所。そのあたり。近辺。「家の—」「—一帯」
ふし‐ぢか【節近】
[名・形動ナリ]竹などの節の間隔が密なさま。また、そのような竹。「三年竹の—なるを少し押し磨きて」〈古活字本保元・中〉
ぼう‐きん【傍近】
近い所。近所。近辺。「伯拉温(プラオン)は、土維徳(トウイード)(=川ノ名)の—に住しけり」〈中村訳・西国立志編〉
ぼん‐きん【凡近】
[名・形動]平凡で卑近なこと。また、そのさま。「事を—に取りて意を勧懲に発するに至れり」〈逍遥・小説神髄〉
ま‐ぢか【間近】
[名・形動]間近いこと。また、そのさま。「駅に—な住居」「正月が—に迫る」 [補説]「真近」「目近」とも書く。
み‐ぢか【身近】
[名・形動] 1 自分のからだの近くであること。また、その場所やそのさま。身辺。「愛読書をいつも—に置く」「危険が—に迫る」 2 自分と深い関係にあること。また、そのさま。「—な問題をとりあげる」