かえり‐しょうがつ【返り正月】
正月15日のこと。小正月。もどり正月。
かえり‐しょにち【返り初日】
芝居などで、興行中にいったん休んだあと、同じ演目で再び開演する最初の日。
かえり‐じ【返り字】
漢文を訓読する際、文字の順序とは逆に、下の字を読んだあとで、読む字。その漢字の左下に返り点をつけて示す。返し字。 [補説]「易レ学(学び易(やす)し)」の「易」や、「宜レ慎(宜(よろ)しく慎むべ...
かえり‐ち【返り値】
《return value》⇒戻り値
かえり‐ち【返り血】
1 相手を切ったり刺したりしたときに、はねかかってくる血。「—を浴びる」 2 (比喩的に)ある行動を起こした反動として生じる、好ましくない事柄。「増税強行によって支持率低下の—を浴びる」
かえり‐ちゅう【返り忠】
主君に背いて敵方に通じること。裏切り。また、いったん背いた者が、再び忠義を尽くすこと。「—を、真の忠誠だと看ることは、生れ附いた人間の感情が許さない」〈鴎外・大塩平八郎〉
かえり‐づゆ【返り梅雨】
「戻り梅雨」に同じ。《季 夏》
かえり‐てん【返り点】
漢文の訓読で、返り読みの順序を示すために施される符号。漢字の左下に小さく記入するもので、「レ、一・二・三、上・中・下、甲・乙・丙、天・地・人」などがある。
かえり‐にゅうまく【返り入幕】
相撲で、十両に落ちた力士が、再び幕内に入ること。
かえり‐ばな【返り花/帰り花】
1 返り咲きをした花。二度咲きの花。狂い花。《季 冬》「凩(こがらし)に匂ひやつけし—/芭蕉」 2 身請けされた遊女が、二度の勤めに出ること。「御身はまたまた廓(くるわ)に—」〈浮・御前義経記・二〉