じり‐じり
[副](スル)《「ぢりぢり」とも表記》 1 ゆっくりとわずかずつ確実に進み迫ったり退いたりするさま。じわじわ。「首位に—(と)迫る」 2 いらだたしい気持ちがつのって落ち着かなくなるさま。「なか...
すい‐び【翠微】
1 薄緑色にみえる山のようす。また、遠方に青くかすむ山。「目睫の間に迫る雨後の山の—を眺めていた」〈秋声・縮図〉 2 山の中腹。八合目あたりのところ。「麓に細き流れを渡りて、—に登る事三曲二百歩...
せっかのらん【雪華の乱】
岡田誠三の歴史小説。昭和52年(1977)刊。天保の飢饉(ききん)の際、暴動の首謀者となった大塩平八郎の実像に迫る。副題は「小説大塩平八郎」。
せっ‐ぱく【切迫】
[名](スル) 1 期日などが間近に迫ること。「返済期限が—する」 2 緊張した状態になること。逃げ場のない追いつめられた状態になること。「経済情勢が—する」 3 呼吸や脈が、小刻みに速くなるこ...
せつ【切】
[音]セツ(漢) サイ(呉) [訓]きる きれる [学習漢字]2年 〈セツ〉 1 刃物などで切る。「切開・切除・切断・切腹・切磋琢磨(せっさたくま)」 2 こすり合わせる。「切歯」 3 ぴった...
せつ‐せつ【切切】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 心に強く迫るさま。また、心のこもっているさま。「—たる望郷の念」「—たる祈り」「—と訴える」 2 音や声が寂しく身に迫るさま。「—たる弦の響き」
せ・む【迫む/逼む】
[動マ下二] 1 近づき寄る。おし迫る。「無常の来たることは水火の—・むるよりも速やかに」〈徒然・五九〉 2 きつく締めつける。ぴったりと身につける。「御襪(したうづ)のいたう—・めさせ給ひける...
せめ‐よ・せる【攻(め)寄せる】
[動サ下一][文]せめよ・す[サ下二]攻めて敵の近くまで迫る。「本営近く—・せる」
せり‐か・く【迫り掛く】
[動カ下二]問いつめて迫る。詰問する。「二つに一つの返答せい、なんとなんと、と—・けられ」〈浄・日本武尊〉
ぜん‐ほうい【全方位】
すべての方角。あらゆる方面。「—から敵が迫る」「—カメラ」「—外交」