けい・する【啓する】
[動サ変][文]けい・す[サ変] 1 三后(太皇太后・皇太后・皇后)や東宮に申し上げる。言上(ごんじょう)する。→奏する 2 申し上げる。言上する。「進退に迷うて案内を—・する所なり」〈平家・七〉
けいせい‐ぐるい【傾城狂ひ】
[名](スル) 1 美女の色香に迷うこと。「大酒を飲んで—をするぞ」〈史記抄・高祖本紀・八〉 2 遊女遊びに夢中になること。「人間一生のうちに一たびは—に取り乱さぬといふ事ひとりなし」〈浮・織留・三〉
けつじょう‐しん【決定信】
仏語。疑い迷うことのない信心。
こころ‐の‐やみ【心の闇】
1 心の平静を失って、理非の分別がつかなくなること。「よもすがら月を見顔にもてなして—に迷ふころかな」〈山家集・中〉 2 親が子を思う情に引かされて迷う心。「—晴れ間なく、嘆きわたり侍りしままに...
こころ‐まどい【心惑い】
[名](スル)心が迷うこと。途方に暮れること。心迷い。「突然の災難に、ただ—するばかりだ」
こん‐めい【混迷】
[名](スル) 1 混乱して、分別に迷うこと。複雑に入りまじって、見通しがつかないこと。「政局が—してきた」 2 ⇒こんめい(昏迷)1
こん‐わく【困惑】
[名](スル)どうしてよいか判断がつかず迷うこと。「—した表情をみせる」
こん‐わく【昏惑】
[名](スル)道理に暗くて、どう判断したらよいか思い迷うこと。昏迷。
ごりむ‐ちゅう【五里霧中】
《後漢の張楷が道術によって5里にわたる霧を起こしたという「後漢書」張楷伝の故事から》方向を失うこと。物事の判断がつかなくて、どうしていいか迷うこと。 [補説]「五里夢中」と書くのは誤り。
さ
[接頭] 1 名詞・動詞・形容詞に付いて、語調を整える。「—霧」「—迷う」「—まねし」 2 名詞に付いて、時期的に早く若々しい、また、5月の、という意を表す。「早」などの漢字が当てられることがあ...