たい‐な【大儺】
追儺(ついな)で、悪鬼を追い払う役。→追儺
た‐おうぎ【田扇】
三重県伊勢市楠部で、5月下旬の伊勢神宮御田植え祭りに用いるうちわ。これで田をあおいで害虫を追い払うまじないとし、また、家の柱にかけて安産のお守りとする。
だい‐まなこ【大眼】
額(ひたい)に目が一つだけある化け物。関東・東北では、2月8日・12月8日の夜に来るといってこの日のこと(事八日(ことようか))をもいい、目籠(めかご)を屋外に立てて追い払う行事をする。一つ目小僧。
だだ‐おし【だだ押し】
奈良県の長谷寺で陰暦正月14日(現在は2月14日)に行われる追儺(ついな)行事。大たいまつで鬼を追い払うもので、修二会(しゅにえ)の結願(けちがん)法要として営まれる。長谷のだだ押し。
ちく【逐】
[常用漢字] [音]チク(漢) [訓]おう 1 後を追う。追い払う。「逐鹿(ちくろく)/角逐・駆逐・放逐」 2 順を追って進む。「逐一・逐次・逐条・逐年・逐語訳」
ちく‐せき【逐斥】
追い払うこと。斥逐。
つい‐ほう【追放】
[名](スル) 1 不要または有害なものとして、その社会から追い払うこと。「悪書を—する」 2 危険人物または不法入国者を国外に退去させること。 3 公職・教職などからしりぞけ、それらへの就職を...
とり‐おい【鳥追い】
1 農作物の害鳥を追い払うこと。また、その仕掛け。鳥おどし。 2 農村の小正月の行事の一。関東・東北地方などで行われる。多くは、子供たちが鳥追い歌をうたって、鳥追い棒と称する杓子(しゃくし)や棒...
とりおい‐ぶね【鳥追い舟】
水田に害を与える鳥を追い払うための舟。笛・太鼓などではやしたてて追い払う。
とり‐おどし【鳥威し】
農作物を荒らす鳥をおどして追い払うためのしかけ。案山子(かかし)・鳴子(なるこ)などの類。《季 秋》「渡る雲のみとなりたる—/達治」