あく‐ぎゃく【悪逆/悪虐】
1 人道に外れた、ひどい悪事・悪行。 2 律の八虐(はちぎゃく)の一。主君や尊属を殺そうとする罪。 3 悪いいたずら。乱暴。「酒に酔うては—仕りたるが」〈虎明狂・悪太郎〉
おう‐ぎゃく【横逆/枉逆】
[名・形動]わがままで道理に反すること。また、そのさま。横暴。「あまりにも—な振る舞い」
か‐ぎゃく【可逆】
逆に戻りうること。もとの状態に戻りうること。
きつ‐ぎゃく【吃逆】
しゃっくりのこと。
ぎゃく【逆】
[名・形動] 1 物事の順序・方向などが反対であること。また、そのさま。さかさま。「立場が—になる」「—コース」⇔順。 2 論理学で、ある命題の主語と述語を換位して得られる命題。「pならばqであ...
ぎゃく【逆】
[音]ギャク(呉) ゲキ(漢) [訓]さか さからう [学習漢字]5年 〈ギャク〉 1 本来の方向・事態などと反対である。「逆境・逆行・逆転・逆風・逆流・逆輸入/可逆」 2 支配や命令にさから...
げき【逆】
⇒ぎゃく
ご‐ぎゃく【五逆】
1 仏語。5種の最も重い罪。一般には、父を殺すこと、母を殺すこと、阿羅漢(あらかん)を殺すこと、僧の和合を破ること、仏身を傷つけることをいい、一つでも犯せば無間地獄(むけんじごく)に落ちると説か...
さか【逆/倒】
1 さかさま。ぎゃく。反対。「開けた儘の一頁を—に三四郎の方へ向けた」〈漱石・三四郎〉 2 名詞や動詞の上に付いて、さかさま、ぎゃく、反対の意を表す。「—波」「—うらみ」「—のぼる」
さくり【噦り/吃逆】
「しゃっくり」に同じ。〈和名抄〉