あ‐が‐おもと【吾が御許】
[連語]宮仕えの女房などを親しんで呼ぶ語。「—、はやくよきさまに導ききこえ給へ」〈源・玉鬘〉
あ‐が‐きみ【吾が君】
[連語] 1 自分の主人、また、上位の貴人を敬って呼ぶ語。御主人様。あなた様。「—は、なにの御位にかおはしますらむ」〈宇津保・春日詣〉 2 親しみを込めて相手に呼びかける語。わたしのお方。あなた...
あがっ‐たり【上がったり】
[名・形動]《動詞「あがる」の連用形+完了の助動詞「たり」から》商売や仕事がふるわないで、どうにもしようがなくなること。また、そのさま。「こう不景気では商売も—だ」
あがの【阿賀野】
新潟県中北部にある市。五頭(ごず)連峰から広がる扇状地で稲作が盛ん。平成16年(2004)安田町、京ヶ瀬村、水原(すいばら)町、笹神(ささかみ)村が合併して成立。人口4.6万(2010)。
あがり【上がり/揚がり】
[名] 1 位置・地位・値段などが高くなること。「物価の—が激しい」 2 売上高。収入額。または、収穫高。「家賃の—で暮らす」 3 でき上がること。できぐあい。仕上がり。「—がかんばしくない」...
あがり‐たる‐よ【上がりたる世】
[連語]遠い昔。古代。上がりての世。「時ならぬ霜雪を降らせ、雲雷(いかづち)を騒がしたる例(ためし)、—にはありけり」〈源・若菜下〉
あき【秋】
芥川竜之介の短編小説。大正9年(1920)4月、雑誌「中央公論」に発表。ある姉妹と幼馴染の従兄の三角関係を描いた心理小説。
永井竜男の短編小説。昭和49年(1974)、「新潮」誌に発表。翌昭...
あき‐いろ【秋色】
秋らしい色。葡萄(ぶどう)色や柿(かき)色など、秋を連想させる色。
あきこまんだら【晶子曼陀羅】
佐藤春夫の長編小説。昭和29年(1954)3月から6月にかけて「毎日新聞」に連載。同年9月刊行。与謝野晶子の伝記小説。同年、第6回読売文学賞小説賞受賞。
あきたら◦ない【飽(き)足らない】
[連語]《動詞「あきたる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒飽き足りる