あかめしじゅうやたきしんじゅうみすい【赤目四十八滝心中未遂】
車谷長吉の長編小説。平成10年(1998)刊行。同年、第119回直木賞受賞。平成15年(2003)映画化。物語の舞台となる赤目四十八滝は三重県名張市にあり、「あかめしじゅうはったき」と読む。
かん‐すい【完遂】
[名](スル)最後までやりとおすこと。完全に成し遂げること。「難事業を—した」 [補説]「かんつい」と読むのは誤り。
かん‐つい【完遂】
「かんすい(完遂)」の誤読。
き‐すい【既遂】
1 すでに、なし終わっていること。 2 犯罪が完全に実現していること。⇔未遂。
しょうがい‐みすい【障害未遂】
犯人が犯罪の実行に着手したが、外部的な障害のために遂げられなかった場合をいう。刑が減軽されることが多い。→中止未遂
じっこう‐みすい【実行未遂】
犯罪の実行行為は終了したが、結果の生じなかったもの。欠効犯。
すい【遂】
[常用漢字] [音]スイ(漢) [訓]とげる ついに 最後までやりおえる。成しとげる。「遂行/完遂・既遂・未遂」 [名のり]かつ・つく・なり・なる・みち・もろ・やす・ゆき・より
ちゅうし‐みすい【中止未遂】
犯罪の実行に着手した犯人が、自己の意思で実行をやめるか、または結果の発生を防止すること。刑が減軽または免除される。中止犯。→障害未遂
つい【終/遂/竟】
物事のおわり。終局。最後。また、生命のおわり。多く、「ついの」の形で用いる。「—のすみか」→終(つい)に「相生町の二階で半蔵が送る—の晩も来た」〈藤村・夜明け前〉
み‐すい【未遂】
1 やりかけて、しとげないこと。「自殺—」 2 犯罪の実行に着手したが、まだ成し遂げていないこと。⇔既遂。→障害未遂 →中止未遂