ゆう‐し【遊資】
「遊休資本」の略。
ゆうしほうげん【遊子方言】
江戸中期の洒落本。1冊。田舎老人多田爺(いなかろうじんただのじじい)作。明和7年(1770)ごろ刊。江戸吉原で通人ぶった男が振られ、うぶな初心者がもてる話。のちの洒落本の原型となったもの。
ゆう‐しゅ【遊手】
[名](スル)手を遊ばせて使わないこと。転じて、職に就かず遊び暮らすこと。また、その人。「日本の士人等—して」〈新聞雑誌一四〉
ゆうしゅう‐かん【遊就館】
東京都千代田区の靖国神社境内にある戦争博物館。明治15年(1882)設立。昭和20年(1945)にいったん閉館となったが、同61年に再開された。
ゆう‐しょ【遊所/遊処】
1 遊ぶ所。遊び場。 2 遊里。遊郭。「この—へ入り込み」〈伎・助六〉
ゆう‐しょく【遊食】
[名](スル)職業に就かず遊び暮らすこと。また、その人。徒食。「寺院に—していても、あたりまえのことのように思われて来た」〈藤村・夜明け前〉
ゆう‐じょ【遊女】
1 江戸時代、公認の遊郭、また宿場などにいた娼婦。女郎。娼妓(しょうぎ)。傾城(けいせい)。 2 歌舞により人を楽しませ、また、枕席にもはべることを業とした女。白拍子(しらびょうし)・傀儡女(く...
ゆうじょ‐かぶき【遊女歌舞伎】
江戸初期、阿国(おくに)歌舞伎を模倣して、遊女らによって演じられた歌舞伎。→女歌舞伎
ゆうじょ‐ひょうばんき【遊女評判記】
江戸時代の評判記の一。遊女1の容姿・性情の品定めを主に、客の遊興の案内などを記したもの。各地で刊行された。
ゆうじょ‐まち【遊女町】
遊里。色町。遊郭。