けんこん‐いってき【乾坤一擲】
運命をかけて大勝負をすること。「—の大企画」
げん‐ぜん【泫然】
[ト・タル][文][形動タリ]涙がはらはらとこぼれるさま。さめざめと泣くさま。「二人相持して—として泣きしが」〈露伴・運命〉
こううとりゅうほう【項羽と劉邦】
長与善郎による戯曲。中国の歴史的英雄、項羽と劉邦の劇的な運命を描く大作。大正5年(1916)から大正6年(1917)にかけて、「白樺」誌に連載。
こう‐ちょく【鯁直】
不正をゆるさず、人に屈しないこと。「—慷慨(こうがい)にして、避くるところ無し」〈露伴・運命〉
こく‐いっこく【刻一刻】
[副]しだいに時間が経過するさま。しだいしだいに。刻々。「運命の時が—(と)迫る」「夕焼けの色が—(と)変化していく」
こく‐うん【国運】
その国の運命。また、その国の勢い。国歩(こくほ)。「—を賭(と)して戦う」「—の隆盛」
こく・する【哭する】
[動サ変][文]こく・す[サ変]大声を上げて泣く。慟哭(どうこく)する。「異郷に去って、激しい自分の運命を—・したいと思う」〈藤村・新生〉
こく‐ほ【国歩】
国の歩み。国の前途。国の運命。「—艱難(かんなん)を極める」
こ‐そう【鼓譟/鼓騒】
[名](スル) 1 戦場で士気を高めるために、太鼓を鳴らし、ときの声をあげること。「燕王(えんおう)諸将を麾(さしまね)き、—して先登す」〈露伴・運命〉 2 騒ぎたてること。
こっ‐きゅう【国舅】
天子・国王の外戚。「帝大いに怒れども、元勲—たるを以って誅する能(あた)わず」〈露伴・運命〉