やり‐よう【遣り様】
物事をする方法・手段。しよう。「いくらでも—がある」
やり‐よ・す【遣り寄す】
[動サ下二]車などを進めて近寄らせる。「白きしもとなど見付けたるに、近く—・するほど」〈枕・一六〇〉
や・る【遣る】
[動ラ五(四)] 1 そこへ行かせる。さしむける。送り届ける。「子供を大学へ—・る」「使いを—・る」「手紙を—・る」 2 漕(こ)いだり、走らせたりして進める。「車を—・る」 3 そちらへ向ける...
やる‐かた【遣る方】
(打消しの語を伴って用いる)思いを晴らす方法。「—のない怒り」
やるかた‐な・い【遣る方無い】
[形][文]やるかたな・し[ク] 1 心のわだかまりを晴らす方法がない。「憤懣(ふんまん)—・い」「—・い思い」 2 きわめて程度がはなはだしい。なみひととおりでない。「女—・く名残を惜しむあは...
やる‐き【遣る気】
進んで物事をなしとげようとする気持ち。「—を起こす」「まるで—がない」
やる‐せ【遣る瀬】
(打消しの語を伴って用いる)思いを晴らす方法。また、施すべき手段。「其上に若し夜が眠られぬと来ると—も何もあったものじゃない」〈子規・墨汁一滴〉
やるせ‐な・い【遣る瀬無い】
[形][文]やるせな・し[ク] 1 思いを晴らすすべがない。せつない。「恋を失った—・い思い」 2 施すすべがない。どうしようもない。「様子が早う聞きたいとすがり責むるぞ—・き」〈浄・八百屋お七...
よこ・す【寄越す/遣す】
[動サ五(四)] 1 こちらへ送ってくる。こちらへ渡す。「手紙を—・す」「使いを—・す」「分け前を—・す」 2 (動詞の連用形に「て」を添えた形の下に付いて)こちらへある動作をしむけてくる。「先...