い‐しゅう【遺習】
現在まで残されている、昔の風俗・習慣。遺風。「創業時の—」
い‐しょ【遺書】
1 死後のために書き残す文書や手紙。書き置き。遺言状。 2 後の世に残した書物。遺著。 3 方々に散りうせた書物。 [補説]書名別項。→遺書
いしょ【遺書】
河内仙介の小説。昭和16年(1941)刊。翌昭和17年(1942)、成瀬巳喜男監督により「母は死なず」の題名で映画化。
い‐しょ【遺緒】
先人が残した事業。遺業。
い‐しょう【遺詔】
天子の遺言(ゆいごん)。
い‐しょく【遺嘱】
[名](スル)生きているうちに、死後のことを依頼すること。生前の頼み。遺託(いたく)。
いしょはいたつにん【遺書配達人】
有馬頼義の小説。雑誌「週刊文春」の創刊号から掲載された連作小説。昭和35年(1960)刊行。太平洋戦争中、病気のため上海で入院し、部隊を離れて生き残った兵士が、戦後帰国した日本で戦友たちから預か...
遺志(いし)を継(つ)・ぐ
故人が果たせなかったこころざしを引き受ける。「父の—・いで政界に進出する」
い‐しん【遺臣】
1 先代または前朝に仕えていた旧臣。 2 滅亡した国・藩などの家来。「赤穂の—」
い‐じ【遺事】
1 昔から伝えられてきた事柄。「風俗、—、双方ともにならび存して其(その)物語の髄ともなりなば」〈逍遥・小説神髄〉 2 故人のやり残した事柄。 3 計画・事業などで、漏れてしまった事柄。