さんかかんげん‐てきてい【酸化還元滴定】
酸化還元反応を利用する滴定。酸化剤の溶液に試料を滴定する酸化滴定と、還元剤の溶液を使用する還元滴定の2種類がある。溶液や指示薬の変色、または電気滴定により反応の終結となる当量点を求める。酸化滴定。
さんかかんげん‐でんい【酸化還元電位】
酸化するものと還元するものとからなる溶液中で、白金電極と標準水素電極との間に生じる電位差。
さんかかんげん‐はんのう【酸化還元反応】
2種の物質の間で、電子・酸素原子・水素原子の授受が行われる化学反応。一方の物質が電子などを放出して酸化すると、他方の物質はこれらを受け取って還元する。二つの反応は相伴って起こるので、まとめていう。
さんか‐コバルト【酸化コバルト】
コバルトの酸化物。酸化コバルト(Ⅱ)CoOは青緑色の粉末。等軸晶系。水素、炭素とともに加熱すると金属コバルトに還元される。磁性材料の原料、磁器やガラスの着色剤に用いる。酸化二コバルト(Ⅲ)コバル...
さんか‐ざい【酸化剤】
他の物質を酸化しやすく、自身は還元されやすい物質。酸素・オゾン・塩素・二酸化マンガン・過酸化水素・硝酸など。
さんか‐すう【酸化数】
化合物中の各原子に、ある一定の方法で電子を割り当てたとき、その原子がもつ電荷の数。物質の酸化還元反応を電子のやりとりから説明するのに用いる。一般に酸化された場合には酸化数が増し、還元されると減少する。
さんか‐てきてい【酸化滴定】
⇒酸化還元滴定
さんか‐どう【酸化銅】
銅の酸化物。 1 酸化銅(Ⅰ)(酸化第一銅)Cu2O 硫酸銅(Ⅱ)水溶液をフェーリング液で還元して得られる赤色の結晶性粉末。天然には赤銅鉱として産出。赤色顔料、ガラスの着色剤などに使用。亜酸化銅...
さんげん‐しょくばい【三元触媒】
ガソリン自動車の排気ガスに含まれる有害物質を除去する触媒装置。主な有害物質が炭化水素・一酸化炭素・窒素酸化物の3種類であることからの名。白金・パラジウム・ロジウムを用いた触媒で同時に酸化または還...
しきそぞうかんがた‐たいようでんち【色素増感型太陽電池】
色素を利用して光を電気エネルギーに変換する太陽電池。色素が光を吸収して電子を放出する性質を利用し、電解質溶液の酸化還元反応によって電流を発生させるもので、太陽光を化学エネルギーに変換する光合成の...