ひき‐こも・る【引(き)籠もる】
[動ラ五(四)] 1 家や部屋に閉じこもる。「書斎に—・る」 2 世間から身を引いて静かに暮らす。「田舎に—・る」
ひき‐たお・す【引(き)倒す】
[動サ五(四)] 1 引っ張って倒す。「いすを—・す」 2 遊里で、客が女郎から金品をまき上げて損をかける。「無理にこっちから色事にこじ付けて—・すなど」〈洒・息子部屋〉
ひき‐た・てる【引(き)立てる】
[動タ下一][文]ひきた・つ[タ下二] 1 無理に連れて行く。ひったてる。「容疑者を—・てる」 2 元気が出るようにする。はげます。「酒を飲んで気分を—・てる」 3 ひいきにして力添えする。特に...
ひきつけ‐ざしき【引(き)付け座敷】
遊里で、客をまず通しておき、遊女を連れて来て会わせる座敷。引き付け部屋。
ひく・い【低い】
[形][文]ひく・し[ク] 1 ㋐物が地面などから空間的に近い位置にある。「鳥が—・く飛ぶ」「雲が—・く垂れ込める」「天井の—・い部屋」⇔高い。 ㋑垂直方向への伸びぐあいが小さい。基準となる面か...
ひっこみ‐かぶろ【引っ込み禿】
江戸時代、吉原の遊郭で、新造または部屋持ち以上の遊女となる準備のために、内証(主人の部屋)において芸事を習わせるなどさせた禿。
ひっ‐こ・む【引っ込む】
《「ひきこむ」の音変化》 [動マ五(四)] 1 ㋐突き出たものが、元のほう、元の状態に戻る。「ダイエットで腹が少し—・んだ」 ㋑本来の面よりも内に入り込んだ状態になる。「寝不足で目が—・む」 ...
一雨(ひとあめ)ありそう
1 雨が降りだす気配がある。 2 何か騒動が起こる予感がする。「—な部屋の空気」
ひと‐ま【一間】
1 一つの部屋。一室。 2 寝殿造りなどで、柱と柱の間一つ。また、その長さ。 3 縦横とも柱の間が一つの、小さい部屋。「寝殿の放ち出での、又—なる所の」〈落窪・一〉
ひとま‐どころ【一間所】
柱と柱との間が一つの部屋。一室。「—へ忍び入り、文こまごまと書き」〈伽・唐糸さうし〉