おき‐まつり【釈奠】
孔子を祭る儀式。《季 春》→釈奠(せきてん)
さか【釈迦】
「しゃか」の直音表記。「—の御足跡(みあと)石(いは)に写しおき敬ひて」〈仏足石歌〉
さく‐てん【釈奠】
⇒せきてん(釈奠)
しゃか‐が‐たけ【釈迦ヶ岳】
奈良県南部、大峰山脈の一峰。標高1800メートル。頂上に釈迦像がある。
しゃか‐さんぞん【釈迦三尊】
釈迦を中心として、左右に脇侍(きょうじ)の二菩薩(ぼさつ)を配した仏像配置の形式。脇侍には文殊・普賢の二菩薩が多いが、薬王・薬上の二菩薩、禅宗の迦葉・阿難などがある。
しゃか‐どう【釈迦堂】
釈迦の像を安置した堂。京都嵯峨(さが)の清涼寺のものなどが有名。
釈迦(しゃか)に説法(せっぽう)
知り尽くしている人にそのことを説く愚かさのたとえ。釈迦に経(きょう)。
しゃか‐にない【釈迦担ひ】
《仏像は後ろ向きに背負って持ち運ぶのを常としたところから》行き倒れの死人を運ぶとき、棺桶を後ろ向きに背負うこと。また、その背負い方。「いっそ行き倒れの—がましでおぢゃるは」〈浄・油地獄〉
釈迦(しゃか)にも経(きょう)の読(よ)み違(ちが)い
《仏教の開祖である釈迦牟尼(しゃかむに)でも時には経を読み誤るの意》どんなにすぐれた人でも、失敗することはあるというたとえ。弘法(こうぼう)にも筆の誤り。河童の川流れ。
しゃかにょらいたんじょうえ【釈迦如来誕生会】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。元禄8年(1695)大坂竹本座初演。釈迦の伝記に、さまざまな仏教説話を加えて脚色したもの。