か‐どう【歌堂】
歌をうたう所として設けた建物。「—舞閣は野狐の里」〈性霊集・一〉
門松(かどまつ)は冥土(めいど)の旅(たび)の一里塚(いちりづか)
《一休の狂歌で「めでたくもありめでたくもなし」と続く》めでたい門松も、それを立てるたびに年を重ねるから、次第に死に近づく標示ともみられるということ。正月は冥土の旅の一里塚。
かね‐つけ【鉄漿付け】
1 お歯黒をつけること。特に、初めてつけることをいい、女子が成年になった儀式の一つとされ、知人など7か所からお歯黒をもらってくる風習があった。→御歯黒(おはぐろ) 2 江戸時代、遊里で遊女が一人...
かま‐とと【蒲魚】
知っているくせに知らないふりをして、上品ぶったりうぶを装ったりすること。また、その人。多く女性についていう。 [補説]蒲鉾(かまぼこ)は魚(とと)か、と尋ねたことに由来するという。近世末、上方の...
かみ・する【上する】
[動サ変][文]かみ・す[サ変]《近世遊里語》揚屋などの座敷で、客の世話をする。「—・する男、お床は二階へと呼び立つれば」〈浮・一代女・二〉
かみのこ‐いけ【神の子池】
北海道東部、斜里郡清里町にある池。摩周湖の地下水によってできたといわれ、透明度が高い。周囲220メートル、水深5メートル。
かみ‐ばな【紙花/紙纏頭】
1 (紙花)紙製の造花。特に、葬儀に用いるもの。死花花(しかばな)。地取(じど)り。野花(のはな)。紙幣(しべい)。 2 (紙纏頭)遊里などで、遊女などに祝儀として与える白紙。後日、現金に換える...
かめおか‐ぼんち【亀岡盆地】
京都府中西部、丹波高地南部に広がる構造盆地。南北約10キロメートル、東西約3.5キロメートルとほぼ南北にのびる。旧丹波国の中心地で、条里制の名残がある。水田地帯だが、野菜の栽培も盛ん。
かや‐の‐いん【高陽院/賀陽院】
平安京の中御門大路南、大炊御門大路北にあった、桓武天皇の皇子賀陽(かや)親王の邸宅。後冷泉(ごれいぜい)・後三条天皇の里内裏(さとだいり)ともなり、のち藤原頼通の邸となる。貞応2年(1223)...
かよく‐かん【嘉峪関】
中国甘粛省北西部の都市。万里の長城の西端にあたり、関所があった。