あぐい【安居院】
京都市上京区にあった寺。比叡山東塔竹林院の里坊(さとぼう)。鎌倉時代に聖覚(しょうかく)が居住した。
あけがらすゆめのあわゆき【明烏夢泡雪】
新内節。2巻。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞・作曲。安永元年(1772)成立。江戸三河島であった情死事件を、吉原の遊女浦里と春日屋時次郎の情話として脚色したもの。新内節の好評によって...
あげや‐まち【揚屋町】
遊里の中で揚屋が集まっている区域。京都島原、江戸新吉原の町名となった。
あさぎ‐うら【浅葱裏】
1 着物の裏地で浅葱色のもの。また、その裏地をつけた着物。 2 《多く浅葱裏の着物を着たところから》遊里で、江戸勤番に出てきたやぼな田舎武士をあざけっていう語。「まだ出来ぬ顔へしかける—」〈柳多...
あさぎり‐こうげん【朝霧高原】
静岡県東部、富士山西麓に広がる高原。標高500〜900メートル。全国でも有数の酪農・畜産地帯。鎌倉時代、源頼朝が富士の巻狩を行った所。名の由来は、高冷地のために朝霧が多く発生するところから。三里...
あさ‐つき【浅葱/糸葱】
1 ヒガンバナ科の多年草。地下茎はラッキョウに似る。葉は淡緑色の筒状でネギに似る。食用として栽培。せんぼんわけぎ。せんぶき。《季 春》「—よ香をなつかしみ妹が里/紫里」 2 葉ネギを若いうちに収...
あさねぼう‐むらく【朝寝坊夢楽】
[1777〜1831]江戸後期の落語家。本名、里見晋兵衛。三笑亭可楽の弟子。人情話を得意とした。
あさひ【旭】
千葉県北東部、九十九里平野北部の市。農村市場として発達。平成17年(2005)7月、干潟町・海上町・飯岡町と合併。人口6.9万(2010)。
あさりがわ‐おんせん【朝里川温泉】
北海道小樽市、朝里川にのぞむ温泉。泉質は塩化物泉。
あしがき‐の【葦垣の】
[枕] 1 葦垣は古びて見え、乱れやすく、また、その結び目は間が近いところから、「古(ふ)る」「乱る」「間近し」などにかかる。「—古りにし里と」〈万・九二八〉 「—ま近けれども逢ふよしのなき」〈...