しち‐り【七里】
1 1里の7倍。また、その程度の距離。 2 「七里飛脚(しちりびきゃく)」の略。
しちり‐けっかい【七里結界】
1 密教で、魔障の侵入を防ぐために、7里四方に境界を設けること。 2 ひどく嫌って人を近くに寄せつけないこと。
しちり‐けっぱい【七里けっぱい】
「しちりけっかい(七里結界)」の音変化。「我輩は元来(じたい)束縛されるのが嫌いだからね、官員なぞは—だ」〈魯庵・社会百面相〉
しちり‐つぎやど【七里継(ぎ)宿】
江戸時代、尾州家・紀州家などの大名が東海道筋に7里ごとに置いて七里飛脚の中継所とした宿。七里役所。
しちり‐ながはま【七里長浜】
青森県、津軽半島西部にある海岸。南北に約30キロメートルの砂浜が続く。背後は屏風山。津軽国定公園に属する。地名の由来は「七里も続く長い砂浜」から。
しちり‐の‐わたし【七里の渡し】
旧東海道で、尾張の宮(みや)から伊勢桑名に至る7里の海路。宮の渡し。
しちり‐びきゃく【七里飛脚】
江戸時代、七里継ぎ宿に詰めて江戸と国元との連絡に従事した飛脚。
しちり‐やくしょ【七里役所】
⇒七里継ぎ宿
しと‐しと
[副] 1 雨が静かに降るさま。「春雨が—(と)降る」 2 物事をもの静かにするさま。しとやかなさま。しずしず。「娘の母親が、—とあがって来た」〈里見弴・多情仏心〉
[形動]湿っているさま。...
しとね‐おや【育親】
(中部地方で)里親(さとおや)のこと。