セタール【(ペルシア)setār】
イランのリュート型撥弦(はつげん)楽器。金属弦が4本張られている。梨(なし)形の小さな胴には響板が張られ、細長い棹(さお)には可動式フレットが結ばれている。人差し指の爪(つめ)で弾奏する。
せっき‐じだい【石器時代】
人類文化の最も古い段階で、主に石器を用い、金属器がまだ用いられなかった時代。更新世の旧石器時代、完新世の中石器時代・新石器時代に分けることもある。日本の石器時代は、旧石器時代(先土器時代)と縄文...
せっ‐けん【石鹸】
洗剤の一種で、ふつう、ステアリン酸・パルミチン酸など高級脂肪酸のナトリウム塩またはカリウム塩。動植物の油脂を苛性(かせい)アルカリで鹸化するか、脂肪酸をアルカリで中和して作る。水溶液は水の表面張...
せっ‐さく【切削】
[名](スル)金属などを切り削ること。「旋盤で鉄を—する」
せっさく‐かこう【切削加工】
[名](スル)金属材料を各種旋盤を用いて切削し、所定の形状・寸法に加工すること。
セメンタイト【cementite】
炭化鉄Fe3Cの金属組織学上の呼び名。白色のもろい結晶で強磁性を示す。鉄鋼中の重要な成分で、その含有量や形態が鋼や鋳鉄の機械的な性質に影響を与える。
セメンテーション【cementation】
1 金属の表面層に異種の元素を浸透・拡散させて、表面を硬く、または、さびにくくすること。鉄の表面に炭素をしみ込ませて焼入れする滲炭など。 2 トンネル・坑道工事などで、湧水を阻止するため、地層の...
セリウム【cerium】
希土類元素のランタノイドの一。単体は鉄のような灰色の金属で、希土類のうちでは最も多量に存在する。空気中でたやすく酸化され、無機酸によく溶ける。鉄との合金は摩擦によって発火するので発火合金として利...
セレン【(ドイツ)Selen】
酸素族元素の一。灰色の金属セレンのほか、赤色の結晶セレン、赤色粉末の無定形セレン、黒色のガラス状セレンなどの同素体がある。地球上には硫黄に伴って広く存在するが、量はごく少ない。性質は硫黄に似る。...
せん【銑】
[人名用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]ずく 鉄鉱石を溶かし取り出した鉄で、不純物を含むもの。ずく。「銑鉄/溶銑」 [補説]原義は、精錬された金属。平成22年(2010)常用漢字表から削除...