そも‐や
[副]《接続詞「そも」+間投助詞「や」から》いったいまあ。「我等夫婦は—幾許(いかばかり)の恥辱を受くるならん」〈紅葉・金色夜叉〉
ダイヤモンド‐ダスト【diamond dust】
太陽の光できらきら輝く細氷(さいひょう)。寒冷地で、晴天の日、気温零下15度以下、無風で湿度の高いとき、空気中の水蒸気が細氷となって浮遊する現象。日を受けて金色や虹色に輝く。 [補説]書名別項。...
ちゃ‐ぱつ【茶髪】
茶色に染めた髪。もともと金髪でない人が、染色や脱色などで茶色や金色にした髪。
ちゃらっ‐ぽこ
口から出まかせのうそ。また、それを言う人。ちゃらぽこ。「随分—を言う人なんですから」〈紅葉・金色夜叉〉
ちゅうそん‐じ【中尊寺】
岩手県西磐井(にしいわい)郡平泉町にある天台宗の東北大本山。山号は関山。嘉祥3年(850)円仁の開創、貞観元年(859)清和天皇から中尊寺の号を得た。長治2年(1105)藤原清衡が堀河天皇の勅に...
ちょう‐らん【重巒】
重なりあって連なる山。重嶺。「三里の坦途、一帯の—」〈紅葉・金色夜叉〉
つう‐かい【痛悔】
1 心の底からくやむこと。非常に後悔すること。「此春の齎(もたら)せしものは—と失望と」〈紅葉・金色夜叉〉 2 《contrition》カトリックの用語。神に対する愛または恐れから起こる悔い改め...
つ・える【潰える/熟える/費える】
[動ア下一][文]つ・ゆ[ヤ下二] 1 熟しきってつぶれる。「鼻は朱に染みて西洋蕃椒(とうがらし)の—・えたるに異らず」〈紅葉・金色夜叉〉 2 くずれる。ついえる。「崖(きし)ガ—・エタ」〈日葡...
つち‐ばち【土蜂】
1 膜翅(まくし)目ツチバチ科の昆虫の総称。体は大形で黒色、腹部は長く大きく、金色の毛が密生し、横縞のあるものが多い。雌は、地中に潜むコガネムシの幼虫に卵を産みつける。《季 春》 2 クロスズメ...
てつ‐がん【鉄丸】
鉄のたま。「吭(のんど)は又塞(ふさが)りて、—を啣(な)める想(おもい)」〈紅葉・金色夜叉〉