こんごう‐ぞうり【金剛草履】
藁(わら)や藺(い)などを編んで作った形の大きい丈夫な草履。普通のものより後部が細い。→二束三文
こんごうちょう‐ぎょう【金剛頂経】
大乗経典。不空訳「金剛頂一切如来真実摂大乗現証三昧大教王経」3巻、金剛智(こんごうち)訳「金剛頂瑜伽中略出念誦(ねんじゅ)経」4巻のほか施護(せご)訳がある。「大日経」と並ぶ真言密教の根本経典で...
こんごうちょう‐じ【金剛頂寺】
高知県室戸市元にある真言宗豊山派の寺。山号は竜頭山。大同年間(806〜810)空海の創建と伝える。四国八十八箇所第26番札所。所蔵の阿弥陀如来像・金銅密教法具などは重文。西寺。
こんごう‐じょう【金剛杖】
⇒こんごうづえ(金剛杖)
こんごう‐づえ【金剛杖】
修験者(しゅげんじゃ)や巡礼者の持つ、八角または四角の白木の杖。登山者の用いるものはこれを転用したもの。こんごうじょう。
こんごう‐どうじ【金剛童子】
《(梵)Kaṇikrodha; Vajra-kumāraの訳》密教の護法神。童形で怒りの相を表し、二臂(にひ)・六臂があり、二臂のものは左手に三鈷杵(さんこしょ)を持つ。阿弥陀仏の化身ともいう。
こんごうどうじ‐ほう【金剛童子法】
密教で、金剛童子を本尊として安産・除災・延命などを祈る修法。
こんごう‐はんにゃ【金剛般若】
「金剛般若経」の略。
こんごうはんにゃ‐きょう【金剛般若経】
大乗経典。1巻。鳩摩羅什(くまらじゅう)訳が著名。一切法の空(くう)・無我を説き、特に禅宗の系統で重んじられた。金剛般若波羅蜜経。金剛経。
こんごう‐ばん【金剛盤】
密教の法具の一。修法のときに、金剛鈴(れい)と3種の金剛杵(しょ)を置く台。金銅製で、蓮華をかたどった三角形をなし、下に三脚が付く。