れい【鈴】
[常用漢字] [音]レイ(漢) リン(唐) [訓]すず 〈レイ〉すず。ベル。「駅鈴・金鈴・振鈴・電鈴・予鈴」 〈リン〉すず。「風鈴」
れい‐きょう【鈴鏡】
周縁に4個から10個の小鈴をつけた銅鏡。5〜6世紀の日本独自のもので、巫女(みこ)の埴輪(はにわ)に、これを腰につけたものがある。
れい‐さく【鈴索】
ひもを引くと鈴が鳴るようにしたもの。すずなわ。
れい‐しょ【鈴杵】
密教の法具の、金剛鈴(こんごうれい)と金剛杵(こんごうしょ)との併称。また、柄を金剛杵の形にした鈴。
れいぼ【鈴慕】
尺八の古典本曲の曲名。中国、唐の高僧普化(ふけ)禅師が振りながら昇天した鐸(たく)(大きな鈴)の音を慕って作られた曲という。普化宗の各寺・各派に独自のものが伝えられた。恋慕(れんぼ)。
れいぼ‐ながし【鈴慕流し】
虚無僧(こむそう)が尺八曲「鈴慕」を吹きながら托鉢(たくはつ)して歩くこと。また、その虚無僧や曲。恋慕(れんぼ)流し。