なんばん‐てつ【南蛮鉄】
室町末期から江戸初期に輸入された精錬鉄。刀や甲冑(かっちゅう)の材料として用いられた。
ねっ‐てつ【熱鉄】
熱した、また、高温で溶けた鉄。
ねり‐がね【錬り鉄】
《「ねりかね」とも》精錬した鉄。ねり。「ならびて—四十枚(よそねり)を以て」〈神功紀〉
のり‐てつ【乗(り)鉄】
鉄道各路線を乗るのに熱中する鉄道ファン。→撮り鉄
はく‐ちゅうてつ【白鋳鉄】
破面が白い鋳鉄。炭素やケイ素が少ない場合、セメンタイトという白色のもろい結晶が生じるため、こうよばれる。切削加工が困難だが、加熱処理をすると可鍛鋳鉄となる。
はんきゅう‐でんてつ【阪急電鉄】
大阪府・京都府・兵庫県に路線をもつ電鉄会社。また、その鉄道。大阪市の梅田から神戸・京都・宝塚に至る三つの本線を中心として営業。明治40年(1907)箕面(みのお)有馬電鉄として創立。大正7年(1...
はん‐てつ【斑鉄】
土壌中の還元鉄が空気に触れて酸化し、青灰色から赤褐色になることで生じる斑紋。水田や低湿地などでみられる。
万里(ばんり)の一条鉄(いちじょうてつ)
《万里の間も一筋の鉄で貫通する意から》俗人が発心して仏道に入るときに求められる堅固な菩提心(ぼだいしん)のたとえ。転じて、物事が絶えることなく続くことのたとえ。
ひうち‐がね【火打ち金/燧鉄】
火打ち石と打ち合わせて発火させる鋼鉄片。火打ち鎌(がま)。火口金(ほくちがね)。
ひじ‐てつ【肘鉄】
「肘鉄砲」の略。「—を食う」