はち‐たたき【鉢叩き】
1 空也(くうや)念仏のこと。 2 空也念仏を行いながら勧進すること。また、その人々。江戸時代には門付け芸にもなった。特に、京都の空也堂の行者が陰暦11月13日の空也忌から大晦日までの48日間、...
はち‐つけ【鉢付】
「鉢付の板」の略。
はちつけ‐の‐いた【鉢付の板】
兜(かぶと)の鉢に取り付ける錏(しころ)の1枚目の板。
はち‐の‐き【鉢の木】
鉢植えの木。
はちのき【鉢木】
謡曲。四番目物。零落の身の佐野源左衛門尉常世は、大雪の夜、旅僧に身をやつした北条時頼を泊め、秘蔵の鉢の木を焚(た)いてもてなし、いざ鎌倉のときの決意を語る。後日、それが報いられ、旧領の回復と鉢の...
はち‐の‐こ【鉢の子】
「鉢1」に同じ。
はち‐はち【鉢鉢】
[感]托鉢(たくはつ)僧が、門前に立って物乞(ものご)いをするときに発する語。はっちはっち。「御存じの坊主—」〈浮・椀久一世〉
はち‐ひらき【鉢開き】
《「はちびらき」とも》 1 鉢の使い初め。「今日の振舞ひは、ただ亭主の—にて候」〈咄・醒睡笑・七〉 2 「鉢坊主」に同じ。「その隣は—、その次は放下師」〈浮・一代男・二〉
はちひらき‐ぼうず【鉢開き坊主】
「鉢坊主」に同じ。「米の乏しき—となりて」〈浮・胸算用・一〉
はち‐びたい【鉢額】
はげ上がって、広く突き出た額をあざけっていう語。「『額こそは高けれ』『—で候ふもの』」〈虎寛狂・今参〉