こうこうぎょうしすう【鉱工業指数】
国内の鉱業・製造業の生産・出荷・在庫の動向や生産能力・設備稼働率などを体系的に示す指標。経済産業省が、生産動態統計調査や工業統計調査などの結果をもとに、毎月作成・公表する。国の基幹統計の一つ。景気動向の把握、政府経済見通しの作成、国際機関による各国の生産動向の比較等に利用される。生産指数(付加価値額ウエート)・生産指数(生産額ウエート)・生産者出荷指数・生産者製品在庫指数・生産者製品在庫率指数・稼働率指数・生産能力指数・製造工業生産予測指数の8種類があり、このうち生産指数(生産額ウエート)と製造工業生産予測指数を除く6系列が基幹統計に指定されている。生産・出荷・在庫・在庫率指数は昭和5年(1930)、生産能力・稼働率指数は昭和25年(1950)、生産予測指数は昭和46年(1971)に開始。IIP(Indices of Industrial Production)。
こうこうぎょうせいさんしすう【鉱工業生産指数】
1 《Indices of Industrial Production》日本の鉱工業指数の一。約500品目の鉱工業製品について、1か月間の生産量を、直近の基準年(西暦末尾が0か5の年)のそれを100として指数化したもの。付加価値額ウエートと生産額ウエートがあるが、前者がより重視される。生産指数。 2 《Industrial Produce Index》米国のFRBが毎月発表する、鉱業・製造業や電気・ガスなど公共部門の生産量を指数化した数値。同国の生産活動や設備投資の状況が示されるので、株式や為替の相場への影響が大きい。
こうこうぎょうせいさんしゃしゅっかしすう【鉱工業生産者出荷指数】
鉱工業指数で公表される指数の一。工場から出荷された鉱工業製品の数量について、基準年を100として指数化したもの。製品に対する需要の動向が業種別・品目別に把握できる。鉱工業出荷指数。
出典:gooニュース
昨年12月の鉱工業生産、2か月ぶりに前月上回る…生産用機械や電子部品が堅調
経済産業省が31日発表した昨年12月の鉱工業生産指数(2020年=100、季節調整済み)の速報値は、前月より0・3%上昇して102・1となり、2か月ぶりに前月を上回った。自動車の生産が低下したものの、生産用機械や電子部品が堅調で全体を押し上げた。 全15業種のうち、5業種が上昇し、9業種が低下した。横ばいが1業種だった。基調判断は「生産は一進一退」で据え置いた。
鉱工業生産、2カ月ぶり上昇=昨年12月、化学機械が好調―経産省
経済産業省が31日発表した2024年12月の鉱工業生産指数速報値(20年=100、季節調整済み)は102.1と、前月比0.3%上昇した。上昇は2カ月ぶり。化学機械や半導体メモリーが好調だった。生産の基調判断は「一進一退で推移している」に据え置いた。 生産は全15業種のうち5業種で上昇した。生産用機械工業は2.9%のプラスだった。
鉱工業生産12月は0.3%上昇、予想と一致 電子部品・デバイスなどけん引
Tetsushi Kajimoto Satoshi Sugiyama[東京 31日 ロイター] - 経済産業省が31日発表した2024年12月の鉱工業生産指数速報は前月比0.3%上昇と、2カ月ぶりのプラスとなり、ロイターがまとめた事前予想と一致した。
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