ひっかき‐かたさ【引っ掻き硬さ】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)を測定する硬さ試験の一種。先端部が円錐や三角錐の形状を持つ圧子で、試験材料に一定幅の引っ掻き傷をつけ、その時の荷重を測定し、硬さを数値化して算出するマルテ...
ひょうしょう‐かく【氷晶核】
大気中で氷晶がつくられるときの中心となる核。地表から舞い上げられた粘土鉱物や火山灰などの微粒子が多い。また、人工降雨の氷晶核として、ドライアイスの小片や沃化銀の結晶が用いられる。
ひょうしょう‐せき【氷晶石】
ナトリウム・アルミニウムの弗化物(ふっかぶつ)からなる鉱物。無色または白色でガラス光沢がある。単斜晶系。溶剤としてアルミニウム冶金(やきん)に使用。クリオライト。
ひょう‐ほん【標本】
1 見本。典型。代表的な例。「俗物の—のような男」 2 生物・鉱物などを、研究資料とするために、適当な処理をして保存できるようにしたもの。アルコール・ホルマリンなどにつける液浸標本、乾燥による押...
ひる‐いし【蛭石】
熱するとヒルが伸びるように膨張する鉱物。黒雲母(くろうんも)が風化したもので、多量の水分を含んでいる。断熱・防音材や園芸用土などに使用。バーミキュライト。
ひん‐こう【貧鉱】
有用鉱物をあまり含んでいない鉱石。また、産出量の少ない鉱床・鉱山。⇔富鉱。
び‐こう【尾鉱】
選鉱で有用鉱物を採取した残りの低品位の鉱物。
フィッショントラック‐ほう【フィッショントラック法】
放射年代測定の一。鉱物中に含まれるウラン238が崩壊すると、高エネルギーの核分裂片が生じ、火山ガラスやジルコンの結晶中に飛跡を残す。この現象を利用し、飛跡の数から鉱物の年代を測定できる。数万年か...
フォルステライト【forsterite】
苦土橄欖(かんらん)石の鉱物名。マグネシウムに富む橄欖石。誘電率が小さく、高温における絶縁性があるため、碍子や絶縁基板に用いられる。化学式Mg2SiO4
ふ‐こう【富鉱】
有用鉱物を豊富に含んだ鉱石。また、産出量の多い鉱床や鉱山。⇔貧鉱。