ブルース‐せき【ブルース石】
水酸化マグネシウムの鉱物。六方晶系。六角板状または繊維状で、超塩基性岩、主に橄欖岩(かんらんがん)の岩脈に方解石・あられ石・苦灰石などと共産する。ブルーサイト。水滑石(すいかっせき)。化学式Mg...
プレソーラー‐りゅうし【プレソーラー粒子】
太陽系がつくられる以前の恒星の周囲にあった固体の微粒子。隕石中などに、現在の太陽系に起源する物質とは同位体の存在比が大きく異なる鉱物が見つかっており、太陽より古い時代の恒星に由来すると考えられて...
プレパラート【(ドイツ)Präparat】
顕微鏡観察用に、生物・鉱物などの材料をスライドグラスに載せカバーグラスで覆った標本。
ヘア‐オイル【hair oil】
髪につや・栄養を与えるためのオイル。動植物性、鉱物性などがある。
へいこう‐れんしょう【平行連晶】
2個以上の鉱物などの結晶が、結晶軸を共有して平行に連なったもの。→連晶 →双晶
へんこう‐けんびきょう【偏光顕微鏡】
偏光を利用して、試料の光学的性質を調べる顕微鏡。上下2枚の偏光板の間に回転載物台があり、下から光を当てて観察する。岩石や鉱物の薄片を調べるのに用いられ、岩石顕微鏡・鉱物顕微鏡ともいう。
へんしつ‐たい【変質帯】
岩石の鉱物組成が熱水によって局所的に変化した領域。熱水の組成に応じて、石英・明礬(みょうばん)・黄鉄鉱・緑泥石などを生じる。
へんせい‐さよう【変成作用】
地下深部で、既存の岩石が温度や圧力の上昇によって変化し、鉱物組成や組織の違う岩石になること。この変化は大部分が固体の状態のままで起きる。広域変成作用・接触変成作用などがある。
へんま‐がん【片麻岩】
変成岩の一。広域変成作用でできた、粗い縞(しま)状構造をもつ岩石。鉱物組成は花崗岩(かこうがん)に似たものが多く、石英・長石・雲母・角閃石などからなる。
へん‐り【片理】
針状・柱状や板状の鉱物が一定方向に配列する岩石の構造。結晶片岩に特徴的にみられ、岩石は薄く平行に割れやすい。片状構造。