き‐コバルトこう【輝コバルト鉱】
コバルト・砒素(ひそ)・硫黄からなる鉱物。金属光沢のある銀白色で、少し赤みを帯びた六面体または八面体の結晶。等軸晶系。条痕(じょうこん)色は灰黒。コバルトの鉱石。
きじゅつてき‐かがく【記述的科学】
動植物学・鉱物学などのように、事実の記述を主とする科学。→説明的科学
き‐すいえんこう【輝水鉛鉱】
モリブデンと硫黄からなる鉱物。鉛灰色で金属光沢があり、極めて軟らかい。六方晶系。ふつう、葉片状や鱗片(りんぺん)状結晶の集合体をなす。ペグマタイト・熱水鉱床中に産し、モリブデンの原鉱。
きせい‐こうしょう【気成鉱床】
気成作用で形成された鉱床。気成鉱物のほか、錫石(すずいし)・タングステン鉱物などを産出。
きせい‐こうぶつ【気成鉱物】
気成作用でできた鉱物。電気石・蛍石・黄玉など。
きせい‐さよう【気成作用】
マグマ固結の末期に、マグマから分離した高温のガス成分によって鉱物が生成したり岩石が変質したりする作用。
き‐せき【輝石】
カルシウム・マグネシウム・鉄などを含む複雑な珪酸塩(けいさんえん)鉱物。斜方晶系に属する斜方輝石と、単斜晶系の単斜輝石とがある。火成岩・変成岩の重要な造岩鉱物。
き‐そうえんこう【輝蒼鉛鉱】
ビスマスと硫黄からなる鉱物。金属光沢のある銀白または灰白色で、塊状や葉片状。輝安鉱に似るが、比重は大。斜方晶系。ビスマスの重要な鉱石。輝ビスマス鉱。
きたい‐ほうゆうぶつ【気体包有物】
鉱物の結晶内に取り込まれた、気体を主とする包有物。
き‐どうこう【輝銅鉱】
銅と硫黄からなる鉱物。斜方晶系。黒灰色で軟らかく、塊状か土状のものが多い。銅の原料鉱石として重要。硫銅鉱。カルコサイト。