ふすべ‐ぎん【燻べ銀】
硫黄でいぶして濃い灰色にした銀。いぶし銀。
ぶんせい‐きんぎん【文政金銀】
江戸幕府が文政年間に鋳造を始めた金銀貨。二分金・一朱金・一朱銀の新鋳と、小判・一分金・二分金・丁銀・豆板銀・二朱銀の改鋳とがある。背面に草書の「文」の字があるものを草文・草文字金銀・新文字金銀と...
ほうえい‐きんぎん【宝永金銀】
江戸幕府が宝永年間に鋳造した金貨・銀貨の総称。金貨は小判・一分判金、銀貨は宝字銀・永字銀・三宝銀および正徳年間(1711〜1716)鋳造の四宝銀を含む。
ほうじ‐ぎん【宝字銀】
宝字丁銀および宝字豆板銀のこと。
ほうじ‐ちょうぎん【宝字丁銀】
江戸幕府が宝永3年(1706)から発行した宝永丁銀の俗称。表面に「宝」字の極印が打たれている。→宝永金銀 →丁銀
ほうじ‐まめいたぎん【宝字豆板銀】
江戸幕府が宝永3年(1706)から発行した豆板銀の俗称。表面に「宝」字の極印が打たれている。
ほん‐ぎん【本銀】
1 純銀。 2 元金(もときん)。資本金。「人、もし家裡に—を多く貯わうとも」〈中村訳・西国立志編〉
ぼうえき‐ぎん【貿易銀】
明治4年(1871)の新貨条例によって発行された貿易決済用の1円銀貨。
ぼう‐ぎん【棒銀】
将棋の居飛車戦法の一つで、銀の協力を得て飛車先から突破をねらう指し方。
ぼく‐ぎん【墨銀】
《「墨」は「墨西哥(メキシコ)」の略》メキシコの8レアル銀貨。近世、欧米諸国から中国に流入し、東洋の貿易市場の通貨となった。