たび‐せん【旅銭】
旅に必要な金銭。旅費。
たん‐せん【段銭】
《「だんせん」とも》中世、即位・内裏修理・寺社造営・将軍宣下(せんげ)などに際し、朝廷・幕府などがその費用に充てるため、臨時に諸国の田地から段数に応じて徴収した金銭。室町時代以後、恒常化した。
ちく‐せん【蓄銭】
金銭をためること。また、その金銭。
ちゃん【銭】
《唐音》ぜに。金銭。ちゃんころ。「—一文無き此の身の仕合せ」〈浮・新色五巻書・一〉
ちゅう‐せん【鋳銭】
貨幣を鋳造すること。また、その貨幣。じゅせん。
ちゅうぶん‐せん【抽分銭】
室町時代の輸入税の一。明と貿易した勘合船の経営者である幕府・寺社・大名が、便乗する商人に輸入額の10分の1を課したもの。
ちょう‐せん【丁銭】
「丁百(ちょうびゃく)」に同じ。
ちょう‐せん【調銭】
1 調(みつぎ)として官に納める銭。 2 「丁百(ちょうびゃく)」に同じ。
ちり‐せん【散(り)銭】
あれこれとかかる少額の金銭。雑費。散り金(きん)。
ちん‐せん【賃銭】
労力や物品の使用に対する報酬として支払われる金銭。賃金。