ふ‐ろく【付録/附録】
1 本文のあとに、参考・補足の意味で付けられたもの。「巻末の—」 2 書籍や雑誌などの本体に添えられたもの。「別冊—」
へきがんろく【碧巌録】
中国の仏教書。10巻。宋の圜悟克勤(えんごこくごん)著。1125年成立。雪竇重顕(せっちょうじゅうけん)が百則の公案を選んだものに、著者が垂示(序論的批評)・著語(じゃくご)(部分的短評)・評唱...
ほんさろく【本佐録】
江戸初期の政論書。1巻。本多佐渡守正信著とされるが未詳。2代将軍徳川秀忠の求めに応じて、政治をとる者の心得を7か条にして述べたもの。→本多正信
ほんちょうしょじゃくもくろく【本朝書籍目録】
鎌倉時代の図書目録。1巻。編者未詳。建治3〜永仁2年(1277〜1294)に成立か。日本の図書493部の書目を神事・帝紀・公事など20部門に分類、巻数などを記したもの。
ぼうび‐ろく【忘備録】
「備忘録(びぼうろく)」に同じ。
まん‐ろく【漫録】
何という目的もなく書き記すこと。また、書き記したもの。漫筆。
めいいたいほうろく【明夷待訪録】
中国、明末・清初の思想書。全1巻13編。黄宗羲(こうそうぎ)著。1663年成立。明の遺臣として満州民族王朝である清の専制君主政治を激しく批判したもの。清末の革命運動に大きな影響を与えた。
めいしんげんこうろく【名臣言行録】
中国、宋代の史書。前集10巻、後集14巻。朱熹(しゅき)撰。成立年未詳。宋の名臣たちの文集や伝記から抜粋して集録したもの。宋名臣言行録。
めいじこうせつろく【明治孝節録】
宮内省文学御用掛、近藤芳樹が、明治天皇の皇后の要請により編著した修身書。明治10年(1877)、宮内庁発行。全4巻。
めいじぶんだんかいころく【明治文壇回顧録】
後藤宙外による回想記。昭和8年(1933)から昭和10年(1935)にかけて「芸術殿」誌に連載、昭和11年(1936)刊行。