いし‐ばり【石針/石鍼/砭】
中国の鍼術(しんじゅつ)で用いる、石で作った鍼。
かん‐しん【管鍼】
鍼術(しんじゅつ)で金属製の管に入れ、その端を指でたたいて患部に刺し込む鍼(はり)。江戸時代、杉山検校(けんぎょう)の創始したもの。くだばり。
くだ‐ばり【管鍼】
⇒かんしん(管鍼)
きん‐しん【金針/金鍼】
鍼術(しんじゅつ)で使う金製の針。
さんりょう‐しん【三稜鍼】
稜(かど)が三つある鍼(はり)。瀉血(しゃけつ)やはれものの切開などに用いる。
死(し)に馬(うま)に鍼(はり)
何の効果もなく、むだであることのたとえ。死馬(しば)に鍼をさす。
しん【鍼】
[音]シン(呉)(漢) [訓]はり 漢方で、治療用のはり。「鍼灸(しんきゅう)/打鍼」 [補説]「針」と通用。
だ‐しん【打鍼】
鍼(はり)の頭部を円形の小槌(こづち)で打ち、患部を刺激する方法。
は‐ばり【刃針/鈹鍼】
1 ⇒ランセット 2 鍼術(しんじゅつ)で用いる、双刃で先がとがっている鍼(はり)。鈹針(ひしん)。
はり【鍼】
《「針」と同語源》漢方で、体表のつぼに接触させ、あるいは刺し入れて刺激し、疾病を治療するための金・銀・ステンレス製などの細長い器具。また、その療法。「—を打つ」