げんこう‐の‐へん【元弘の変】
元弘元年(1331)、後醍醐天皇が企てた鎌倉幕府討伐の計画。未然に露見し、天皇は笠置(かさぎ)寺や有王山中に逃れたが、翌年捕らえられ、隠岐(おき)に流された。幕府滅亡の直接の動因となった。
げんとく【元徳】
鎌倉末期、後醍醐天皇の時の年号。1329年8月29日〜1331年8月9日。
げんにん【元仁】
鎌倉前期、後堀河天皇の時の年号。1224年11月20日〜1225年4月20日。
げんぷく‐ぶぎょう【元服奉行】
鎌倉・室町時代、将軍の元服に関することをつかさどった職。また、その人。
げんぺいじょうすいき【源平盛衰記】
鎌倉中期から後期の軍記物語。48巻。作者・成立年代ともに未詳。平家物語の異本の一つとみられる。源氏関係の記事、仏教説話、中国故事などが増補されている。盛衰記。げんぺいせいすいき。
こうあん【弘安】
鎌倉中期、後宇多天皇・伏見天皇の時の年号。1278年2月29日〜1288年4月28日。
こう‐けん【後見】
[名](スル) 1 年少の家長・主人などの後ろだてとなって補佐すること。また、その役目の人。後(うし)ろ見(み)。 2 法律で、親権者のない未成年者や成年被後見人などを監護し、その財産の管理など...
こうげん【康元】
鎌倉中期、後深草天皇の時の年号。1256年10月5日〜1257年3月14日。
こうし‐ばん【格子番】
鎌倉幕府の職名。営中に宿直して、格子の開閉をつかさどる役。格子上下役(こうしあげおろしやく)。
こう‐せん【功銭】
1 奈良・平安時代、雇夫(こふ)に報酬として支払われた銭貨。雇銭。 2 鎌倉時代以後、幕府の家人(けにん)などが任官したとき、官に上納する金銭。