こしごえ【腰越】
神奈川県鎌倉市南西端の地名。源義経(みなもとのよしつね)が腰越状を書いた地。鎌倉時代には、鎌倉の外の宿駅。
こしごえ‐じょう【腰越状】
文治元年(1185)平家討滅後、源義経が兄頼朝の命に反したという理由で鎌倉に入ることを許されず、無実を訴えて腰越から大江広元あてに、頼朝へのとりなしを依頼して出したという書状。
こじだん【古事談】
鎌倉時代の説話集。6巻。源顕兼(みなもとのあきかね)編。建暦2〜建保3年(1212〜15)の間に成立。奈良時代から鎌倉初期までの説話を集め、王道后宮・臣節・僧行・勇士・神社仏寺・亭宅諸道の6編に...
こ‐せと【古瀬戸】
1 瀬戸焼のうち、鎌倉・室町時代に焼かれたもの。釉(うわぐすり)は灰釉(かいゆう)・飴釉(あめゆう)を用いた。 2 茶道で、鎌倉時代の初代藤四郎(加藤景正(かとうかげまさ))作と称する茶入れ・茶...
こせ‐は【巨勢派】
巨勢金岡(こせのかなおか)に始まる画家の家系。代々宮廷の絵所の中心的位置を占め、大和絵の発展に重要な役割を果たした。鎌倉時代以降は奈良興福寺に赴き、絵仏師として室町時代まで活躍。
こ‐そで【小袖】
1 現在の和服のもととなった、袖口の小さく縫いつまっている衣服。平安末期ごろは貴族が装束の下に着る白絹の下着であったが、鎌倉時代になると一般に袖に丸みをつけて数枚を重ね着しはじめ、しだいに上着の...
こそで‐はかま【小袖袴】
小袖を着た上に袴をつけた服装。鎌倉時代には略装であったが、江戸時代には小袖が上着となって正装とされた。
こ‐そとがり【小外刈(り)】
柔道で、相手を後ろ隅に崩し、重心を支える足のかかとの上部を、自分の足を鎌形にして外側から刈り倒す技。
こ‐だ・る【木垂る】
[動ラ四]木が育って枝が垂れる。「薪(たきぎ)伐(こ)る鎌倉山の—・る木をまつと汝が言はば恋ひつつやあらむ」〈万・三四三三〉 [補説]一説に「木足る」で、枝葉が繁茂する意とも。
こ‐と【古都】
1 古い都。昔の都。旧都。「—奈良」 2 古都保存法および明日香村法に基づいて、わが国の往時の政治・文化の中心等として歴史上重要な地位を有する都市として指定された市町村。京都市、奈良市、鎌倉市・...