しょくせんざいわかしゅう【続千載和歌集】
鎌倉時代の勅撰和歌集。20巻。文保2年(1318)後宇多院の院宣により、二条(藤原)為世が撰し、元応2年(1320)成立。歌数約2150首。代表歌人は藤原為氏・定家、二条為世など。続千載集。
しょくにんづくし‐え【職人尽(く)し絵】
さまざまな職人の仕事やその風俗を描き集めた絵画。鎌倉後期以降「東北院職人歌合」など職人の歌合わせに仮託した絵巻物が作られたが、桃山時代から江戸初期の近世風俗画の興隆に伴って画帖(がじょう)・屏風...
しょ‐し【所司】
1 官庁の役人。 ㋐鎌倉幕府の侍所(さむらいどころ)の次官。 ㋑室町幕府の侍所の長官。 2 僧侶の職名の一。上座・寺主・維那(いな)の三綱(さんごう)の称。
しょ‐ちんじょう【初陳状】
鎌倉・室町時代の訴訟で、訴人(原告)の最初の訴状に対して、論人(被告)が提出する最初の答弁書。初答状。
しょむ‐さた【所務沙汰】
鎌倉・室町時代、所領問題に関する訴訟の裁判。
しらかわ‐じょう【白河城】
福島県白河市にあった城。鎌倉時代に結城親朝が築城。寛永6年(1629)から9年にかけ丹羽長重が大改修。戊辰戦争で主戦場となり落城。小峰城。
しら‐びょうし【白拍子】
1 (「素拍子」とも書く)雅楽や声明(しょうみょう)で、笏(しゃく)拍子や扇拍子だけで歌うこと。 2 平安末期から鎌倉時代にかけて流行した歌舞。また、それを演じる遊女。今様などを歌い、水干・立烏...
しん‐かまつぎ【真鎌継】
材木の継手(つぎて)の一。桁(けた)・土台などで、継ぎ目の下に支えるもののあるときに使う鎌継。
しんこきんわかしゅう【新古今和歌集】
鎌倉初期の勅撰和歌集。八代集の第八。20巻。後鳥羽院の院宣により、源通具(みなもとのみちとも)・藤原有家・藤原定家・藤原家隆・藤原雅経が撰し、元久2年(1205)成立。仮名序・真名序があり、歌数...
しん‐ごう【賑給】
古代、貧民・難民などに対し、朝廷が米や布などを支給したこと。平安中期以後は、5月中の吉日に京中の貧窮者に米・塩を与える年中行事となったが、鎌倉時代に廃絶。しんきゅう。