しんごせんわかしゅう【新後撰和歌集】
鎌倉時代の勅撰和歌集。20巻。正安3年(1301)後宇多院の院宣により、二条(藤原)為世が撰し、嘉元元年(1303)成立。歌数約1610首。代表歌人は藤原定家・藤原為家・藤原実兼など。新後撰集。
しんごん‐りっしゅう【真言律宗】
律宗の一派。真言宗の教義を旨とし、四分律・梵網戒(ぼんもうかい)を併せて修学する宗派。鎌倉時代、睿尊(えいぞん)を祖として興る。総本山は奈良市の西大寺。
しんだい‐めしはなし【身代召し放し】
鎌倉時代、定められた租税を納入しない者の財産を官が没収したこと。
しんちょくせんわかしゅう【新勅撰和歌集】
鎌倉時代の勅撰和歌集。20巻。貞永元年(1232)後堀河天皇の勅により、藤原定家が撰し、文暦2年(1235)成立。定家の仮名序があり、歌数約1370首。代表歌人は藤原家隆・藤原良経・藤原俊成・慈...
しん‐ぱい【神拝】
《古くは「じんばい」とも》 1 神を拝むこと。神社にもうでること。「鎌倉に移し奉れる八幡の御社に—にまうづる」〈増鏡・新島守〉 2 新任の国司が、任国内の神社に初めて参拝すること。「—といふわざ...
しんへいけものがたり【新平家物語】
吉川英治による長編の歴史小説。昭和25年(1950)から昭和32年(1957)にかけて、「週刊朝日」誌に連載。源平両氏や奥州藤原氏の興亡、同時代の公家や天皇、庶民の姿までを幅広く捉えつつ、平安時...
しんぺんついか【新編追加】
鎌倉時代の法令集。1巻。編者・成立年代ともに未詳。御成敗式目以降に作成された鎌倉幕府の法令を分類・編集したもの。
しんぽ‐じとう【新補地頭】
承久の乱以後、鎌倉幕府が朝廷方から没収した土地に新たに補任した地頭。→本補地頭
しんもつ‐ぶぎょう【進物奉行】
鎌倉幕府の職名。朝廷・公卿などへの進物をつかさどった。
じきょうしゅう【字鏡集】
鎌倉前期の漢和字書。7巻または20巻。菅原為長著という。成立年未詳。漢字を偏旁(へんぼう)で分類し、さらに偏旁を字義により分類した字形引きの字書。