ふじわら【藤原】
姓氏の一。
古代の氏族。中臣鎌足(かまたり)が藤原朝臣の姓を賜り、鎌足の子不比等(ふひと)の流に藤原姓を認められたのに始まる。奈良時代に南家・北家・式家・京家の四家に分かれ、平安時代には北家...
ふたつ‐がわら【二つ𦨞/二つ瓦】
平安・鎌倉時代、大型平田舟の構造上の名称。胴部の船瓦(ふながわら)を二材にしたもの。
ふぼくわかしょう【夫木和歌抄】
鎌倉後期の私撰和歌集。36巻。藤原長清撰。延慶3年(1310)ごろの成立とされる。万葉集以後の家集・私撰集・歌合わせなどの撰から漏れた歌1万7000余首を、四季・雑に部立てし、約600の題に分類...
ふゆ‐くさ【冬草】
冬の草。特に、冬になっても枯れないで青く残っている草。《季 冬》「鎌倉や—青く松緑/虚子」 [補説]書名別項。→ふゆくさ
ぶ‐ぎょう【奉行】
[名](スル) 1 武家時代の職名。それぞれの職掌により政務を担当し執行するもの。鎌倉幕府が幕府の職制として各種の奉行を置いたのに始まり、戦国大名も各種の奉行を設け、豊臣氏は五奉行を設置。江戸幕...
ぶけ‐じだい【武家時代】
武家が政権を握っていた時代。鎌倉時代から江戸時代末までの約680年間。
ぶけ‐せいじ【武家政治】
武家が政権を掌握して行う政治。一般に、征夷大将軍が幕府を開いて行った鎌倉・室町・江戸の3時代の政治をいう。
ぶけ‐ほう【武家法】
武家が政治的権力を掌握していた時期の法体系。はじめ武士間の慣習法として成立、鎌倉幕府の御成敗式目で成文法として確立。戦国大名は分国法を制定してそれぞれの領国を支配、江戸幕府は禁中並公家諸法度・武...
ぶげい‐じゅうはっぱん【武芸十八般】
1 中国や日本で武人に必要とされた18種目の武芸。日本ではふつう、弓・馬・槍・剣・水泳・抜刀・短刀・十手(じって)・銑鋧(しゅりけん)・含針・薙刀(なぎなた)・砲・捕手・柔・棒・鎖鎌(くさりがま...
ぶし‐どう【武士道】
日本の武士階級に発達した道徳。鎌倉時代から発達し、江戸時代に儒学思想と結合して完成した。忠誠・勇敢・犠牲・信義・廉恥・礼節・名誉・質素・情愛などを尊重した。士道。 [補説]書名別項。→武士道