いさわ‐じょう【胆沢城】
岩手県奥州市にあった古代の城。延暦21年(802)蝦夷(えぞ)征討に際し、坂上田村麻呂が築城。同23年、多賀城から鎮守府を移して東北経営の拠点とした。
かいへい‐だん【海兵団】
旧日本海軍で、軍港の警備や下士官・新兵の教育・訓練のために各鎮守府に設置されていた陸上部隊。
かん‐し【監使】
1 鎮守府将軍の唐名。 2 監視する者。「緑衣の—宮門を守(まぼ)る」〈平家・灌頂〉
かん‐せき【艦籍】
軍の艦艇の所属する籍。旧日本海軍では各鎮守府に属していた。
くれ【呉】
広島県南西部の市。もと軍港で、海軍鎮守府があった。造船業・重工業が盛ん。人口20.5万(2024)。
くれ‐こう【呉港】
広島県呉市にある港。重要港湾の一で、管理者は呉市。明治22年(1889)鎮守府が置かれ、軍港として発達。現在は工業港・フェリー発着場。
ぐん‐げん【軍監】
1 律令制の軍団で、大将軍・副将軍に次ぐ職名。ぐんかん。 2 古代、陸奥(むつ)国の鎮守府の職員。
ぐん‐こう【軍港】
海軍の艦艇の根拠地となる港。旧日本海軍では、横須賀・呉(くれ)・佐世保・舞鶴の4港を軍港とし、それぞれに鎮守府を置いた。→要港
ぐん‐そう【軍曹】
1 旧日本陸軍の下士官の一。曹長の下、伍長(ごちょう)の上。 2 律令制下、軍団または鎮守府の職員の一。
けん‐じょう【傔仗】
律令制で、辺境にある官人に朝廷から給付された護衛の武官。総管・節度使・按察使(あぜち)・鎮守府将軍・大宰帥(だざいのそち)・大宰大弐、陸奥や出羽の国司などに給付された。